三井住友カード3種類の学生専用カードを比較

三井住友カードには、もっとも定番の三井住友カード(旧クラシック)、デビュープラスA(旧クラシックA)の3種類の学生専用カードがあります。

…。どのカードを選べばいいのか、悩みますよね(苦笑)

まず、もっとも標準的なカードが三井住友カード(旧クラシック)

その三井住友カードから保険を省く代わりにポイント還元率を高くしたものがデビュープラス。

そして、三井住友カード(旧クラシック)の保険が手厚くなる代わりに年会費がかかるものがA(旧クラシックA)です。

この3種類のカードが具体的に異なる点をまとめた表が、以下になります。

三井住友カードの学生専用カードの比較表

三井住友カード
(旧クラシック)
デビュープラス A
(旧クラシックA)
券面 ms_classic debutplus ms_classica
カードの特徴 スタンダード ポイントに特化 保険に特化
国際ブランド b_visa
b_master なし
(選択不可)
年会費 初年度 無料(オンライン入会)
2年目以降 在学中無料 1,250円+税
(前年1回以上の
利用で無料)
250円+税
(条件を満たせば無料)
ポイント還元率 0.5〜2.5% 1〜3%
(入会後3ヶ月間は
2.5%) 
0.5〜2.5%
付帯保険 海外 最高
2,000万円
(利用付帯)
 なし 最高
2,500万円
(自動付帯)
国内 なし なし 最高
2,000万円
自転車保険
(任意)
加入可能 なし 加入可能
一体型 なし
(選択不可)
追加カード
携帯型

このページでは、三井住友カードが発行している3種類の学生専用カードの5つのちがいについて、くわしく説明します。

1.デビュープラスはVISAブランドのみ

三井住友カードの学生専用カードで異なる1つ目の点は、選べる国際ブランド。

旧クラシック、旧クラシックAの2種類は、カード申し込みのときにVISAブランドとMasterCardブランドを選択することができます。

しかし、デビュープラスだけはVISAブランドしか選択することができません。つまり、デビュープラスカードでMasterCardブランドは持つことができないのです。

三井住友カードの学生専用カードで選べる国際ブランド

三井住友カード
(旧クラシック)
デビュープラス A
(旧クラシックA)
券面 ms_classic debutplus ms_classica
国際ブランド b_visa
b_master なし
(選択不可)

デビュープラスカードはMasterCardブランドが選択できないことがデメリットであるように感じられるかもしれません。しかしこれは問題ではありません。

VISAとMasterCardは、お店とインターネット、クレジットカードが使えるところであればどちらも利用できるからです。

VISAブランドはApple Payのオンライン決済ができない

2016年10月からiPhone(7/7 Plus以降)とApple Watch(Series 2以降)で利用できるようになったApple Pay。

このApple Payのインターネット決済は、MasterCardブランドのみ利用できます。

機能 国際ブランド
b_visa b_master
オフライン決済
オンライン決済 ×

「じゃあ、MasterCardブランドを選んだ方がいいんじゃないの?」と思われるかもしれません。しかし、インターネット決済ができないことはあまり大きな問題ではありません。

Apple Payの利用方法は、オフライン決済とオンライン決済、大きく分けてこの2つがあります。

オフライン決済とは、iPhoneやApple Watchをお店のレジにかざすだけで支払いができ、買い物ができる機能のこと。

この機能を活用すれば、コンビニや自販機で財布を持って行かなくても、iPhoneやApple Watchだけで買い物ができます。

このオフライン決済の機能は、VISA、MasterCardどちらの国際ブランドでも利用できます。

そしてオンライン決済とは、インターネットでの買い物で、またはSuicaチャージをApple Payのアプリを使って支払いができる機能のことです。この機能は、MasterCardブランドでは利用できるものの、VISAブランドでは利用できません。

ただ、Apple Payのアプリを使わなくてもカードがあればAmazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングをはじめ、ショッピングサイトでの買い物はできます。

また、SuicaもiPhone用のSuicaアプリを利用すれば、クレジットカードからのチャージや改札でのオートチャージができます。

つまり、VISAブランドでApple Payでのオンライン決済ができなくても、困ることがまったくないのです。

ですから、Apple Payを利用したいと考えている場合でも、VISAブランドを選んで大きな問題はありません。

ただ、Apple Payでのオンライン決済を使ってみたい場合は、MasterCardブランドをオススメします。

まとめると、お店やインターネット、Apple Payでの利用では、VISAでもMasterCardでもほとんど変わりなく利用することができます。

2.年会費が無料になる条件がちがう

三井住友カードの学生専用カードで異なる2つ目の点は、入会2年目以降の年会費です。三井住友カード(旧クラシック)は在学中完全無料、デビュープラスと三井住友カードA(旧クラシックA)は条件つきで無料となってます。

三井住友カード(旧クラシック)は、カードをまったく使わなかったとしても、1円の年会費も支払うことなく無料で持つことができます。

そしてデビュープラスと三井住友カードA(旧クラシックA)は、実質的に年会費無料です。「実質的に」とはどういうことなのか?カードごとに説明します。

まずデビュープラス。このカードは基本的には年会費1,250円+税がかかります。

しかし、1年の間に1回だけでもカードを利用するだけで翌年の年会費は無料になります。

つまり、年に1回コンビニで100円のジュースや、20円のうまい棒を買っただけで、1,250円+税の年会費を支払わなくてもよくなるわけです。

そして三井住友カードA(旧クラシックA)。このカードはデビュープラスよりも年会費無料にするためには少しだけ条件が厳しくなります。

とは言っても「少しだけ」なのでご安心を(笑)

三井住友カードA(旧クラシックA)の年会費を無料にするには、デビュープラスと同じように1年の間に1回だけでもカードを利用することに加え、マイ・ペイすリボに登録すればOKです。

マイ・ペイすリボというのは、三井住友カードの自動リボ払いのこと。

なお、2021年2月以降はマイ・ペイすリボに登録した上で、リボ払い手数料を支払うことが年会費無料の条件となります。

マイ・ペイすリボについては「三井住友カード デビュープラスのリボ払い「マイ・ペイすリボ」をこの上なくくわしく解説」でくわしく説明しています。

ただ、三井住友カードA(旧クラシックA)は、付帯保険が充実しているカード。

なので、クレジットカードに保険を求める学生の方にはオススメです。(付帯保険については後述します)

なお、入会初年度はすべてのカードが年会費完全無料です。

このように、3種類の三井住友カードは年会費無料になる条件が少しずつ異なります。

3.デビュープラスはもらえるポイントが2倍

三井住友カードの学生専用カードで異なる3つ目の点は、カードを利用したときにもらえるポイントです。

三井住友カード(旧クラシック)、三井住友カードA(旧クラシックA)の2種類は、カード利用金額200円ごとに、1円分のポイントがもらえます。

そしてデビュープラスだけは、2倍のポイントが。

具体的に言うと、デビュープラスカードを200円利用したときは、2円分のポイント。

また、デビュープラスだけは、入会3か月間はポイント5倍(200円の利用につき10円分)になるボーナスがあります。

たとえば、このカードに入会した最初の月に5万円利用したとします。そのとき、1,250円分のポイントがもらえます。

このように、基本的に三井住友カードのポイントは、200円の利用につき1円分です。

ただ、デビュープラスだけはいつも2倍、さらに入会3か月間は5倍のポイントを獲得することができます。

4.Aは付帯保険が手厚い

三井住友カードの学生専用カードで異なる4つ目の点は、付帯保険。

付帯保険とは、カードを持っていたり利用したりすることによって適用される保険のこと。

海外旅行傷害保険、国内旅行傷害保険、自転車保険の3つがカードごとに異なり、ショッピング補償、紛失盗難補償の2つはすべてカードで同じ保険内容です。

以下でそれぞれについて説明します。

1.海外旅行傷害保険

海外旅行傷害保険とは、海外への旅行や留学で、病気やケガが原因で現地の病院でかかった治療費を補償してくれる保険のことです。

三井住友カードA(旧クラシックA)には最高2,500万円の保険が自動付帯、三井住友カード(旧クラシック)には最高2,000万円の保険が利用付帯となっています。

また、デビュープラスには一切付帯していません。

自動付帯とは、そのカードを持ってさえいれば、飛行機代やホテル代をほかのカードや現金で支払ったとしても保険が適用されることです。

また利用付帯とは、そのカードで飛行機代やホテル代の一部を支払うことにより適用される保険のこと。

三井住友カードA(旧クラシックA)は、三井住友カードの学生専用カードではもっとも手厚い保険となっています。

そして、三井住友カード(旧クラシック)は標準的な保険。

それぞれの保険の詳細は、以下の表のとおりです。

三井住友カードの海外旅行付帯保険の比較

補償内容 最高保険金額
ms_classic

三井住友カード
(旧クラシック)

ms_classica ms_amitie

三井住友カードA
(旧クラシックA)

自動付帯か利用付帯か 利用付帯 自動付帯
傷害死亡・後遺障害 利用付帯 2,000万円 2,000万円
自動付帯 なし 300万円
傷害治療費用 50万円 100万円
疾病治療費用 50万円 100万円
救援者費用 100万円 150万円
賠償責任 2,000万円 2,500万円
携行品傷害 15万円

(一部負担金3,000円)

20万円

(一部負担金3,000円)

たとえば、グアム旅行に行ったとします。そして現地で急に盲腸になったとします。

このとき、三井住友カードA(旧クラシックA)とアミティエであれば、グアム旅行代をそのカードを支払っていなくても100万円を補償してもらうことができます。

一方三井住友カード(旧クラシック)は、グアム旅行の飛行機代やホテル代をそのカードで支払っていたときのみ、50万円を補償してもらうことができるというわけです。

ただ、気をつけなければならないのは、三井住友カードA(旧クラシックA)とアミティエでのケガによる死亡や後遺障害か残ったときの補償。

この2つのカードの海外旅行傷害保険は自動付帯ですが、旅行代をこのカードで払ったときは2,000万円の補償を受けることができます。

ただ、旅行代をほかのカードや現金で支払っていた場合は、300万円の補償しか受けることができません。

ですから、もし心配なら三井住友カードA(旧クラシックA)で旅行代を支払うようにしましょう。

このように、海外旅行傷害保険については、三井住友カードA(旧クラシックA)は最高2,500万円の保険が自動付帯、三井住友カード(旧クラシック)は最高2,000万円の保険が利用付帯、そしてデビュープラスは付帯していません。

ですから、海外旅行のためにカードを持つのであれば、三井住友カードA(旧クラシックA)がオススメです。

2.国内旅行傷害保険

三井住友カードの中では、三井住友カードA(旧クラシックA)には最高2,000万円の国内旅行傷害保険が付帯しています。

国内旅行傷害保険とは、飛行機や新幹線、バスのような公共交通機関を使ったり、パッケージツアーに参加したりした国内旅行での死亡や後遺障害の補償が受けられる保険のこと。

具体的には、三井住友カードA(旧クラシックA)で旅行代を支払ったときには2,000万円、旅行代をほかのカードや現金で支払ったときは宿泊しているホテルで火事があり、事故に遭ったときは300万円の補償を受けることができます。

クラシックAの国内旅行傷害保険の内容

補償内容 最高保険金額
傷害死亡・後遺障害 利用付帯 2,000万円
自動付帯 300万円

なお、通学定期券を三井住友カードA(旧クラシックA)で買ったとしても、旅行ではないのでこの保険は適用されません。

また、たとえ旅行中のケガであっても、公共交通機関やパッケージツアーの企画会社、ホテルなどが原因の事故でないと補償されません。

つまり、学生自身の不注意で階段から落ちたりコケたりしたときは、一切補償されないわけです(泣)

ちなみに、三井住友カード(旧クラシック)とデビュープラスには国内旅行傷害保険は付帯していません。

三井住友カードA(旧クラシックA)だけは、上記の国内旅行傷害保険が付帯しています。

3.自転車保険

三井住友カード(旧クラシック)、三井住友カードA(旧クラシックA)の2種類のカードは、自転車保険に無料で加入することができます。

一方でデビュープラスは、申し込むことができません。

自転車保険とは、以下の表のように自分が自転車に乗っていたり、他人が乗っている自転車にぶつかったりしたときに補償される保険のことです。さらに、賠償責任保険も付いています。

自転車保険の内容

補償名 補償される場面 保険金額
傷害死亡・後遺障害

次の場面で、死亡または後遺障害を負ったとき

  • 自分が自転車に乗っているとき
  • 街を歩いていて他人が乗っている自転車とぶつかったとき
最高100万円
賠償責任

次の理由で弁償しなければならなくなったとき

  • 他人にケガを負わせたり、死亡させたりした
  • 他人の持ち物を壊したり傷つけてしまった
最高100万円

(対人・対物)

たとえば、自転車で通学している途中で歩いている人とぶつかってケガを負わせてしまったり、自分が歩いていて自転車にぶつかって来られてケガをしたときの病院代が補償されます。

なお、アルバイト中の事故は補償してもらえませんので注意しましょう。

そして、三井住友カード(旧クラシック)と三井住友カードA(旧クラシックA)のカードを持っているだけでは、自転車保険は適用されません。

カードが郵送されたときに同封されているハガキで申し込む必要があります。

保険料は一切かからないので、カードが手元に届いたときに忘れず申し込むようにしましょう。

ショッピング補償と紛失盗難補償は4種類とも共通

ショッピング補償と紛失盗難補償は、三井住友カードの学生専用カード4種類すべてに付帯しています。

ショッピング保険とは、カードを利用して買ったものを壊してしまったり盗まれてしまったとき、買った日から200日以内であれば最高100万円まで補償してくれる保険のことです。

ただ、この保険は実質的に海外での買い物だけと考えた方が無難です。

この保険が適用される条件は、海外での買い物と国内での3回以上の分割払いに限られているからです。ですから、国内でノートパソコンを一括払いで買った場合は、ショッピング補償が適用されません。

そして紛失盗難補償とは、カードをなくしたり盗まれたりして、どこかの誰かに悪用されて被害に遭ったときに補償してくれる保険です。

そのため、カードをなくしたときはカード会社に電話するだけで被害を受けずに済みます。

付帯保険まとめ

ここまで挙げたように、三井住友カードA(旧クラシックA)は海外・国内旅行傷害保険が充実していて、三井住友カード(旧クラシック)は平均的な保険となっています。

そしてデビュープラスは旅行傷害保険が一切付帯していないので、旅行に行くために持つには適していません。

ただ、ショッピング補償と紛失盗難補償は、デビュープラスも含めてすべてのカードで共通の内容となっています。

5.デビュープラスは電子マネーiD一体型カードがない

三井住友カードの学生専用カードで異なる5つ目の点は、デビュープラスのみiD一体型カードが用意されていないことです。

iDとは、事前にチャージすることなく、お店のレジで端末にかざすだけで利用できる電子マネーのことです。利用した金額は、クレジットカードの利用金額と合わせて請求されます。

たとえば、マクドナルドのようにクレジットカードは使えないがiDなら使えるお店でも、わざわざ小銭を出さずに支払いができ、カードのポイントももらえます。

このiDは、クレジットカード一体型、追加カード、おサイフケータイという3種類の利用方法があります。クレジットカード一体型とは、クレジットカードにiDの機能が搭載されたものです。

そして追加カードとは、iDの機能だけを持った専用カードのことです。

また、おサイフケータイで設定すれば、財布を持っていなくても買い物ができます。

三井住友カード(旧クラシック)と三井住友カードA(旧クラシックA)の2種類は、すべての方法でiDを利用することができます。

しかし、デビュープラスだけはiD一体型カードが用意されていません。そのため、デビュープラスでiDを利用するには、追加カードを持つか、おサイフケータイで設定する必要があります。

Apple Payはすべてのカードで利用可能

国際ブランドのところでも書きましたが、おサイフケータイではなくApple Payをお店のレジで利用するなら、3種類すべてのカードで可能です。

まとめ

このページでは、三井住友カードが発行している3種類の学生専用カードのちがいについて、くわしく説明しました。

もっとも標準的なカードが三井住友カード(旧クラシック)です。

ポイントや保険など、バランスのよいサービス内容です。

そして三井住友カード(旧クラシック)から保険を省いて、カード利用でもらえるポイントを2倍にしたものがデビュープラスです。

デビュープラスは、「海外には行かないから、ポイントが多く欲しい」という学生に向いています。

標準的な三井住友カード(旧クラシック)の保険を手厚くしたカードが、三井住友カードA(旧クラシックA)。

旅行や留学のためにカードを作りたいと考えているならオススメです。

ただ、三井住友カードA(旧クラシックA)は保険が手厚い代わりに、年会費が必ずかかるところに注意が必要です。

三井住友カードの学生専用カードで1番人気・デビュープラスカードの詳細ページ三井住友カードの公式サイト