
三井住友カード デビュープラスでは、マイ・ペイすリボという支払い方法を選ぶことができます。
マイ・ペイすリボというのは、簡単にいうと自動リボ払いのことです。デビュープラスを発行している三井住友カードは、この自動リボのことをマイ・ペイすリボと言っています。
ちなみに、学生カードを発行しているカード会社はそれぞれに自動リボに独自の名前をつけています。
クレジットカード会社ごとの自動リボの呼び方
- JCBカード…支払い名人
- セゾンカード…ショッピングリボ
- ライフカード…AUTOリボ(オートリボ)
- オリコカード…マイ月リボ(まいつきリボ)
セゾンカードの「ショッピングリボ」とか、そのまんまの名前ですねw
話を戻すと、デビュープラスのマイ・ペイすリボは、カードをいくら使っても毎月の支払い金額を一定にできるという、一見便利なサービスです。ただ、自動的にリボ払いになると金利手数料がかかってしまうので、カードを利用した金額よりも多くの金額を支払う必要があります。
なので基本的には利用をオススメしませんが、マイ・ペイすリボをうまく活用すれば、デビュープラスをより便利でお得なカードに変身させることができます。
そこでこのページでは、三井住友カード デビュープラスの自動リボ払い「マイ・ペイすリボ」について、この上ないぐらい詳しく説明したいと思います。
学生の方だけでなく、社会人の人でも「リボ払い、何となく知ってるけど、なんとなくしかわからない…(困)」という方が大半です。
なので、三井住友カード デビューを手に入れる前にマイ・ペイすリボについてくわしくなっていただき、このカードをフル活用していただけたらと思います。
「マイ・ペイすリボ」とは?
冒頭でも簡単に説明しましたが、ここて改めてマイ・ペイすリボとは一体何ぞや?という疑問に、懇切丁寧に答えていきたいと思います。
マイ・ペイすリボとは、三井住友カードが名付けた自動リボ払いの名前です。なので、普通に自動リボ払いだと考えてもらえればOKです。
じゃあ、自動リボ払いが一体何なのかって話になりますが、毎月設定した金額を超えると、自動的に翌月の支払いに変更される支払い方法です。
そして、翌月も設定した金額を超えると、そのまた次の月に支払いが繰り越されます。つまり、カードをどれだけ使っても毎月決まった金額しか支払う必要がないという支払い方法になります。
マイ・ペイすリボのくわしいしくみ

じゃあここから、マイ・ペイすリボはどんな感じでカード利用金額を支払っていくのか?具体的な例を出して説明していきますね。
たとえば、マイ・ペイすリボの支払い金額を5,000円に設定したとします。つまり、「俺(私)が払えるのは、毎月5,000円までだぜ!それ以上は絶対無理です、ごめんw」という状況ですね。
しかし、毎月5,000円しか払えないと言っていたにも関わらず、5万円のタブレットをどうしても買わなければならなくなったとします。仕方がないので、5万円のタブレットはデビュープラスで買いました。
デビュープラスで5万円のタブレットを買ったら、普通なら翌月に指定した口座から5万円を支払わなければなりません。でも、マイ・ペイすリボで支払金額を5,000円に設定していれば、5万円カードを使ったにも関わらず支払い金額は5,000円になります。
そのため、どうしても必要なタブレットを買える上に、「毎月5,000円以上無理です、ごめんw」という要望も通ってしまうのがマイ・ペイすリボ最大のメリットです。
残りのタブレット代は翌月以降に繰り越される
じゃあ、残りの4万5,000円は一体どうなるのかというと、翌月の支払いに繰り越されます。そして、翌月の支払い金額は5,000円+金利手数料になります。
金利手数料は、繰り越された4万5,000円の1か月分の金額になります。この5,000円+金利手数料を指定した口座から支払います。厳密には「これ以上無理!」な5,000円を超えていますが、金利手数料の金額がわかりやすいのがメリットです。
マイ・ペイすリボの金利手数料に注意
マイ・ペイすリボは、最初の支払期日をすぎると1日単位で金利手数料がかかります。
金利手数料は翌月に繰り越される金額が多ければ多いほど高くなる上、カードの利用金額が多いとすべて支払い終わるまで期間がかかり、結果として支払う金利手数料も高額になるしくみなので注意が必要です。
そして、タブレット代をすべて支払い終わるまでこの支払い方法を繰り返します。
支払い金額は毎月自由に変更できる
上記の例では、「毎月5,000円以上は無理、ごめんw」という内容でした。でも、おばあちゃんからお小遣いをもらったり、バイトに出た時間が多かったときなど「今月限定で追加で3万円払えるぜ!」ということもあり得ます。
マイ・ペイすリボは金利手数料がかかるので、こういったときはできるだけ多くの金額を支払いたいところです。そんなときは、会員サイトから簡単に支払い金額を変更できます。
臨時収入があった1か月だけ支払い金額を5,000円から3万5,000円にアップし、その次の月からはまた5,000円…。そんな自由な支払いができてしまいます。
ここまでの内容をわかりやすく図にすると、以下のようになります。

(引用:三井住友カード公式サイト – マイ・ペイすリボのお支払い方法)
また、デビュープラスの発行会社・三井住友カードが、マイ・ペイすリボについての2分弱の動画をYouTubeで公開しています。
このような感じで、マイ・ペイすリボは毎月決まった金額だけを支払うしくみなので金欠時に急な出費があっても何とかなるというメリットがある反面、油断して利用金額が増えると金利手数料が高くなる上、いつまで経っても支払いが終わらない恐れがあるという大きなデメリットがあります。
リボ払いの金利手数料で悩む人は世の中にたくさんいます。なので、マイ・ペイすリボは上記の説明をよく理解した上で、「本当に必要なものなので買うしかない!」というときだけ利用するようにしましょう。
マイ・ペイすリボで金利手数料を支払うメリット
ここまで説明したとおり、マイ・ペイすリボは金利手数料がかかるのでできるだけ利用しないことをおすすめしています。ただ、マイ・ペイすリボをうまく使うことにより、金利手数料以上のメリットがある場合もあります。
なので、マイ・ペイすリボのしくみについて十分に理解すれば、デビュープラスをよりお得に活用できるわけですね。
ここからは、デビュープラスのマイ・ペイすリボで金利手数料を支払ったときのメリットについて説明したいと思います。
1.ショッピング保険が適用される

マイ・ペイすリボで金利手数料がかかると、デビュープラスで買った品物にショッピング保険がセットされるというメリットがあります。
ショッピング保険というのは、デビュープラスで買った品物が購入から200日以内に壊れたり盗まれたりしたとき、購入代金を補償してくれる保険のことです。
デビュープラスのショッピング保険は、海外での買い物には無条件に適用されるものの国内だとリボ払いや分割払いのような金利手数料がかかる買い物でないと適用されないという条件があります。
マイ・ペイすリボは立派に「リボ払い」なので、国内で買った服や靴、家電などにショッピング保険が適用され、壊れたときや盗まれたときに購入代金を返してもらえるわけです。
ショッピング保険は無料なので、マイ・ペイすリボの金利手数料を保険代だと考えることができますね。
買った品物に対して金利手数料がかかっている必要がある
ここで注意して欲しいのは、マイ・ペイすリボの設定さえしていればショッピング保険が適用されるというわけではないことです。
デビュープラスで品物を買い、翌月の支払いをすぎて実際に金利手数料が発生してはじめてショッピング保険が利用できます。カードを使ってから最初の支払いまでは金利手数料がかからないので、ショッピング保険の対象にはなりません。
2.ポイントが1.5倍アップする
デビュープラスは、カードをどこで使っても利用金額の1〜3%のポイントが貯まるのがウリのカードです。一般的なクレジットカードは利用金額の0.5〜2.5%のポイントなので、つまり2倍のポイントが貯まるわけです。
それだけでも十分すごいのですが、マイ・ペイすリボの金利手数料がかかるとこのポイントが1.5倍にアップするという特典があります。
ここでポイントになるのは、マイ・ペイすリボの金利手数料が1円でも発生すれば、その月の請求代金すべてのポイントが1.5倍になることです。
なので、マイ・ペイすリボの支払い金額を調節すれば、少ない金利手数料で多くのポイントが獲得できるという技を使うこともできます。毎月マイ・ペイすリボの支払い金額を変更しなければならないという手間がかかってしまいますが、うまく活用すれば金利手数料よりもポイントの方が得になります。
入会後3か月間はポイントアップしない
マイ・ペイすリボで金利手数料を支払うことによりポイントが゜アップするのは、デビュープラスに入会してから4か月目以降です。
このカードは入会3か月間はマイ・ペイすリボの金利手数料を支払わなくてもポイントが2.5倍になるという特典があります。その間はマイ・ペイすリボで金利手数料を支払ったとしても、貯まるポイントは増えません。
3.カード利用代金を延滞せずに済む
デビュープラスに限らず、クレジットカードで1番気をつけなければならないのが延滞です。カードの利用金額は、必ず支払期日に指定した口座から支払うようにしましょう。
もし利用代金を口座から支払うことができないと、代金を支払うまでの間カードが利用できないように停止されてしまいます。
また、延滞している期間が長かったり何度も延滞を繰り返していると、強制的にカードを退会させられてしまうこともあります。1度デビュープラスを退会させられると、ほかのクレジットカードに申し込んでもほぼ確実に審査に落ちてしまい、新しいクレジットカードを持つことができません。
クレジットカードの審査ではちがうカード会社での支払状況も確認できるため、すぐにバレてしまうしくみになっています。
こういった理由から、クレジットカードの延滞には必要以上に気をつけるべきだと言えます。
万が一ですが、「次の口座からの支払い日には、何をどう考えても利用代金を支払えない…!(困)」こういった状況に陥ってしまった場合は、金利手数料を支払ってでもマイ・ペイすリボで支払いを繰り越すことをオススメします。マイ・ペイすリボで翌月以降に繰り越された利用代金は、延滞にはなりません。
利用代金を支払うお金がないにもかかわらずマイ・ペイすリボを利用せずに口座から引き落としができないと、マイ・ペイすリボの金利手数料よりも高額な延滞損害金を支払う必要がありますし、先ほども説明したとおり強制的に退会させられる危険性もあります。
こういった緊急事態に、マイ・ペイすリボを活用すれば延滞によるダメージを避けることができます。ただ、しつこいですがマイ・ペイすリボは利用しないにこしたことはありません。計画的に毎月支払える範囲でデビュープラスを利用しましょう。
マイ・ペイすリボの設定方法
ここまでデビュープラスのマイ・ペイすリボのしくみと活用方法についてくわしく説明しました。
じゃあ、マイ・ペイすリボは一体どうやって設定すればよいのか?ここで紹介しましょう。マイ・ペイすリボは、
マイ・ペイすリボの申し込み方法2つ
- デビュープラスのカード申し込みと同時に
- デビュープラスを手に入れた後、会員サイトから
この2つの方法で設定することができます。
1.カード申し込みと同時に申し込む

マイ・ペイすリボは、デビュープラスに新規で申し込むときに一緒に申し込むことができます。カードの申し込みのときにマイ・ペイすリボを設定すれば、デビュープラスを手に入れたその日から自動リボ払いのカードとして利用することができます。
ちなみに、このときに1か月のカード利用金額がいくらを超えると自動的にリボ払いに変更するのか?次の中から選べます。
- 5,000円
- 1万円
- 2万円
- 3万円
このページの前半で説明したとおり、マイ・ペイすリボはできるだけ使わないにこしたことはありません。なので、できれば申し込まないことをオススメします。
また、マイ・ペイすリボはデビュープラスの申し込みのタイミングでなくても、カードを手に入れてからカード会員専用サイトで設定することもできます。
2.カードを手に入れた後、会員サイトで設定
デビュープラスの入会時にマイ・ペイすリボに申し込まなかったり、申し込んだものの自動リボ払いになる金額を変更したいときは、会員サイトで金額を設定できます。
カードに入会するタイミングでは自動リボ払いになる金額は4パターンからしか選べませんでしたが、会員サイトでは自由に設定できます。また、マイ・ペイすリボをやめたいときも、会員サイトなら簡単に設定できます。
なので、デビュープラスを普段は1回払いとして利用し、「やばい!使いすぎて払えない…(焦)」というときだけマイ・ペイすリボの設定をしたり、臨時収入があれば支払い金額をアップさせる使い方をオススメします。
マイ・ペイすリボのまとめ
ここでは、デビュープラスのマイ・ペイすリボについて、この上なく詳しく説明しました。マイ・ペイすリボは、デビュープラスの自動リボ払いです。
デビュープラスの利用金額が設定した金額以上になると、自動的に翌月以降に繰り越されます。そのため、毎月の支払金額を一定にキープできるのがメリットです。ただ、繰り越された利用金額には金利手数料がかかるので、気軽に利用するのは危険です。
ただ、マイ・ペイすリボで金利手数料を支払うことによりショッピング保険が適用されたり貯まるポイントが1.5倍になったり、さらにはクレジットカードでもっともあってはならない延滞を阻止できるという効果もあります。
なので、マイ・ペイすリボのしくみをよく知った上でうまく活用すれば、デビュープラスをより便利に使うことができます。