JCB CARD W(ジェーシービー・カード・ダブル)とJCB CARD W plus L(ジェーシービー・カード・ダブル・プラス・エル)の2種類のクレジットカードは、国内の有名なクレジットカード会社であるジェーシービーから2017年10月に発行が開始されたクレジットカードです。
JCB CARD Wはスタンダード、plus Lは女性向けという位置づけになっています。
これら2種類のカードの特徴は、日本を代表するクレジットカード会社の1つであるJCBが発行している上に、一般的なクレジットカードよりも抜群にポイントが貯まりやすいことが挙げられます。
つまり、レベルの高いセキュリティやサポート対応とお得なポイントが両立した、私たちにとって素晴らしく都合のよいカードなわけです。
なので、初めてクレジットカードを持つ学生の方でも安心して利用できる上にポイントでお小遣いを大きく節約できるオススメのカードです。
年会費 | 国際ブランド | 旅行傷害保険 |
---|---|---|
無料 | 最高2,000万円 (海外) |
|
限度額 | 最短発行日数 | |
公式サイト参照 | 3営業日 |
●申込資格の詳細
- 18歳以上39歳以下で、本人または配偶者に安定継続収入のある人
- 高校生を除く18歳以上39歳以下で学生の方
それでは、JCB CARD WとJCB CARD W plus Lについてくわしく説明していきます。
このカードの特徴を改めてまとめると、
- 年会費は無条件で無料
- 大手カード会社のJCBが発行しているのでセキュリティやサポートがバッチリ
- カード利用で貯まるポイントは一般的なカードの2倍
- さらに、セブン-イレブンやスターバックス、Amazonなど、JCBが提携している店舗だとポイントがさらに倍以上
こんな感じです。
特に、セブン-イレブンやスターバックス、Amazonなど、多くの学生の方がよく使うであろうお店やサイトで多くのポイントが得られるのが魅力です。なので、こういったお店やサイトを使う機会が多い学生の方なら、このカードがもっともオススメできます。
39歳以下なら学生でなくても申し込める
まずはじめに、JCB CARD W/plus Lは学生専用のカードではありません。このカードはどちらも、39歳以下なら学生はもちろん、社会人でも申し込みができるカードです。
このページを読んでくださっている学生の方は、ほとんどが39歳以下だと思いますので、このカードには問題なく申し込んでいただけます。
多くの学生が持つことができるクレジットカードは、申し込みができるのが「25歳までの学生」だったり、「25歳以下なら年会費無料」という特典がついています。そのことを考えると、JCB CARD Wとplus Lは25歳以上の学生の方が申し込める稀少なクレジットカードです。
大学院に通っている学生の方なら、25歳をすぎている方もそこそこいらっしゃるのではないでしょうか?
一方、たとえ学生だったとしても年齢が40歳以上だと、残念ながらこのカードに申し込むことはできません。
このカードは、申し込みができるのは39歳までです。しかし、39歳までに1度申し込んでカードを手に入れれば、40歳をすぎても一生使い続けることができます。
今20歳前後の学生の方にとっては40歳はまだまだ先の話だと思いますが、念のため説明しました(笑)
plus Lには女性向け限定特典がある
このページではJCB CARD WとJCB CARD W plus Lの2種類のカードをまとめて紹介しています。
この2種類のカードはほとんど同じスペックなので1ページでまとめて紹介していますが、plus Lは券面デザインだけでなく、以下の女性向けサービスが付いているのが特徴です。
- LINDAリーグ
…毎月抽選で化粧品やアクセサリー、旅行特典が当たる - LINDA MAIL
…毎月2回、プレゼントが当たるかもしれないメルマガが届く - cinema LINDA
…全国のTOHOシネマズで使える映画鑑賞券が毎月20組40名に当たる - お守りリンダ
…女性向けの保険に格安で加入できる - 女性疾病保険
…女性特有の病気や手術が補償される保険に格安で加入できる
上記の女性向けサービスは、普通のJCB CARD Wにはついていません。
これらのサービスの名前を見てみると、「LINDA(リンダ)」という単語が多く見られます。JCB CARD W plus Lの「L」は、実はLINDA(リンダ)の略で、このカードを発行しているJCBの女性向けカードである「JCB LINDA(ジェーシービー・リンダ)」と同じ特典がついています。
JCB LINDAも学生の方が持つことができるカードで、これらの女性向け特典については、以下のJCB LINDAのページでくわしく説明しています。
なお、JCB LINDAよりもJCB CARD W plus Lの方がオススメです。JCB LINDAはより多くの女性向けの券面デザインを選べる点で優れている反面、カード利用で得られるポイントはこのページで紹介しているJCB CARD plus Lの方が優れています。
- セブン-イレブンやスターバックス、Amazonでのポイントが魅力ならJCB CARD W plus L
- 豊富な女性向けデザインが魅力ならJCB LINDA
ちなみにJCB CARD plus Lは、男の学生でも申し込んで持つことができます。ただし、女性向けの保険に加入することはできません。
なので、男の学生で「plus Lのデザインが好きだから持ちたい!」という方なら、女性向けのJCB CARD plus Lを持つのもアリです。
また逆に、女子学生の方には明らかに特典が多いplus Lがオススメですが、「普通のJCB CARD Wのデザインの方が好きだ!」という場合も申し込んで持つことができます。
特徴その1:年会費は完全に無料
それでは、2種類のJCB CARD Wのちがいなどについて知っていただいたところで、JCB CARD Wとplus L共通の特徴について説明します。
なお、ここからはJCB CARD WとJCB CARD W plus L、2種類まとめて「JCB CARD W」と呼ばせていただきます。
まず、このカードは年会費が完全に無料なのが見逃せないポイントです。
日本を代表するクレジットカード会社である三井住友カードやJCBカードが発行しているクレジットカードのほとんどは、セキュリティやサービスが充実している代わりに年会費が有料であることがほとんどです。
三井住友カードからも学生向けをはじめとする若者向けに発行されている三井住友カード デビュープラスは、1年に1度でもカードを利用すれば年会費無料になるものの、まったくカードを利用しなければ1,375円(税込)の年会費がかかってしまいます。
その点、JCB CARD Wならカードに申し込んでまったく利用しなかったとしても年会費はかかりません。なので、万一財布の現金が足りないときや海外旅行のために、一応クレジットカードを持っておきたいという学生の方でも安心して持つことができます。
特徴その2:セキュリティやサポートがバッチリ
JCB CARD Wは、クレジットカード会社として歴史が古く、多くの会員を抱えているJCBが発行しているところに大きな価値があります。
クレジットカードを初めて持とうと考えている学生の方にとって心配なのは、インターネットで不正利用されたりカードの紛失・盗難で悪用されたときの請求ではないでしょうか?
JCBのセキュリティとサポートなら、自分がカード利用していない代金を支払う危険性はゼロです。
JCBではカード不正利用を防止するために24時間365日、不正検知システムで第三者によるカードの悪用をチェックしています。
たとえば、日本のコンビニでカードを使ったすぐ後に海外からカードを不正利用されると、不正検知システムが反応してカードを一時的に利用停止してくれます。日本のコンビニでカードを使った人が、その直後に海外でカードを使うことは、普通に考えてあり得ませんからね。
そして、不正検知システムが反応したときはJCBから電話でカードを使ったかどうか確認してくれます。もし心当たりがない利用なら請求はなかったことにしてくれる上、今後不正利用されることがないように新しいカード番号のクレジットカードを発行してくれます。
また、カードをなくしたり盗まれてしまったときも、JCBに電話すればすぐにカードを利用停止してくれます。万が一カードをなくしてからJCBに電話するまでの間にカードを悪用されたとしても、やはり代金を支払う必要はありません。
このような不正検知システムや電話での対応は、JCBだけでなくすべてのクレジットカード会社が行っています。しかし、JCBのような大きなクレジットカード会社だと、より高度な不正検知システムや質の高い電話対応の体制が出来上がっているわけです。
初めてクレジットカードを持つなら、このカードのように不正利用などのトラブルでもスムーズに対応してくれるかどうかは重要なポイントです。
特徴その3:普通のカードの2倍ポイントが貯まる
このカードの3つ目の特徴は、一般的なクレジットカードの2倍のポイントが貯まることです。
日本で発行されているほとんどのクレジットカードは、カードを利用した金額の0.5%分のポイントが貯まります。なお、JCB CARD W以外のJCBが発行しているカードも、得られるポイントは利用金額の0.5%と一般的です。
そんな状況の中、このJCB CARD Wはカード利用金額の1%ものポイントが得られます。一般的なクレジットカードよりも2倍ポイントが貯まり、お得度が増すわけですね。
貯めたポイントは電子マネーnanacoとして利用したり、Amazonギフト券と交換して買い物に使ったりと活用できます。
なので、JCB CARD Wを使ってポイントを貯めて活用することにより、一般的なクレジットカードの2倍お小遣いや仕送りを節約できるわけですね。
このカードと同じように利用金額の1%のポイントが貯まることで有名なのは、楽天カードやYahoo!JAPANカードです。
「だったら、別にJCB CARD Wじゃなくても、楽天カードとかYahoo!JAPANカードで、いいんじゃね?」と思われるかもしれません。確かに、得られるポイントだけで言うとJCB CARD Wと楽天カード、Yahoo!JAPANカードはまったく同じです。
ただ、JCB CARD Wは先ほども説明したとおり、国内でも有数のクレジットカード会社であるJCBのセキュリティやサポートとポイントによるお得度、この両方が備わっているところに価値があります。
楽天カードやYahoo!JAPANカードもセキュリティやサポートは用意していますが、不正利用検知システムやカードの紛失・盗難があったときの体制は、JCBとくらべるとやや見劣りしてしまいます。
なので、セキュリティとサポート、お得なポイントを兼ね備えたこのカードは、学生の方が初めて持つには安心でお得なカードだと言えます。
特徴その4:JCBの提携店舗ではポイントがさらに倍以上
上記で、このカードは一般的なクレジットカードの2倍、利用金額の1%のポイントが貯まると説明しました。
しかし、このカードは利用する場所によっては、利用金額の1%よりも多くのポイントが貯まります。具体的に言うと、JCBが提携しているお店やサイトでは、利用金額の2%以上のポイントが貯まるという特典があります。
JCBが提携しているところとして、もっとも多くの学生の方にとってメリットとなりそうなのがAmazon。そしてセブン-イレブンやスターバックスを利用する学生の方も多いように感じます。
JCB CARD WをAmazonやセブン-イレブンで利用すれば利用金額の2%、スターバックスなら何と5.5%ものポイントが得られます。
JCBが提携しているお店やサイトはたくさんありますが、多くの学生の方にとってメリットがありそうなところを以下の表にまとめました。
店舗・サイト名 | 得られるポイント |
---|---|
セブン-イレブン | 2% |
スターバックス | 5.5% |
Amazon | 2% |
イトーヨーカドー | 2% |
エッソ&モービル | 1.5% |
なので、このカードはAmazonやセブン-イレブン、スターバックスを利用する機会が多い学生の方なら、よりお得に活用することができます。
Apple Payでも利用できる
JCB CARD Wは、Apple Payに登録して利用できます。
Apple Payについて簡単に説明すると、クレジットカードをiPhoneやApple Watchに登録することにより、おサイフケータイのようにスマホや時計だけで買い物ができるしくみのことです。
Apple Payは多くの学生が持つことができるクレジットカードで利用でき、JCB CARD Wももちろん利用できます。
ちなみに、Apple Payは2016年10月から日本で利用できるようになりましたが、JCBは日本でのサービス開始と同時にApple Payが利用できたクレジットカードの1つです。
なので、今後ももし何か新しいサービスが始まるときは、JCB CARD Wはいち早く対応してくれる可能性大です。これもセキュリティやサポートに加えて大手カード会社のカードを持つメリットだと言えます。
最高2,000万円の海外旅行保険がついている
JCB CARD Wは、カード利用で得られるポイントがお得な上にApple Payで利用できるだけでなく、海外旅行保険もついているのも大きな特徴です。
JCB CARD Wのように利用金額の1%という多くのポイントが得られるカードの場合、ほとんどの場合海外旅行保険はついていません。カード会社としては、ポイントで還元する代わりに海外旅行保険のようなサービスを削ることによって収支のバランスをとっているわけです。
JCB CARD Wと比較されることが多い三井住友カード デビュープラスは、JCBとならんで国内での有名な三井住友カードが発行している、ポイント付与率が高いカードです。しかし、デビュープラスには海外旅行保険はまったくついていません。
また、ほかにも多くのポイントが得られることで有名なOrico Card THE POINT(オリコ・カード・ザ・ポイント)や楽天カード、Yahoo!JAPANカードのようなカードもやはり、すべて海外旅行保険はついていないのです。
JCB CARD Wのようにカード利用金額の1%という多くのポイントが得られながらも海外旅行保険がついているクレジットカードは、とても稀少です。
JCB CARD Wについている海外旅行保険は海外旅行中の病気やケガ、持ち物の損害を保険料を支払うことなく補償してくれます。このカードの海外旅行保険はクレジットカードについているものとしては平均的な補償内容ですが、先ほども説明したとおり、カード利用による多くのポイントと海外旅行保険が両立していることを考えると、とてもサービスがよいと言えます。
JCB CARD Wの海外旅行保険の内容
補償内容 | 最高保険金額 |
---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 2,000万円 |
傷害治療費用 | 100万円 |
疾病治療費用 | 100万円 |
救援者費用 | 100万円 |
賠償責任 | 2,000万円 |
携行品傷害 | 20万円
(一部負担金 |
なお、CARD CARD Wの海外旅行保険を利用するには、このカードで海外旅行の飛行機代かホテル代を支払えばOKです。カードで旅行代の一部を支払ってから海外へ行けば、自動的に海外旅行保険が適用されます。
カード会社にわざわざ海外に行くことを伝える必要がなくて楽ちんなので、利用しやすいですね。
このように、JCB CARD Wはカード利用で得られるポイントが多いことに加え、海外旅行保険までついているのが大きな特徴の、とてもサービスがよいカードです。
まとめ
このページでは、JCB CARD WとJCB CARD W plus Lについてくわしく説明しました。
このカードは学生専用というわけではなく、39歳までなら誰でも申し込みができます。しかし、学生の方にとって大きなメリットがあるカードです。
まず、JCB CARD WとJCB CARD W plus Lは女性向けかどうかが異なります。具体的にはJCB CARD W plus Lは券面デザインに加えて毎月のプレゼント抽選や格安の女性向け保険などのサービスがプラスされています。
そのため、女子学生の方ならJCB CARD W plus Lを持つことを激しくオススメします。
2種類のJCB CARD Wの大きな特徴として、以下が挙げられます。
- JCBが発行しているのでセキュリティやサポートが万全
- 年会費無料でカード利用金額の1%という多くのポイントが得られる
- Amazon、セブン-イレブン、スタバならさらに多くのポイントが得られる
- 海外旅行保険もバッチリついている
JCB CARD W/plus Lの詳細
最後に、2種類のJCB CARD Wのくわしいサービス内容を表にまとめました。
発行会社 | 株式会社ジェーシービー | |
---|---|---|
国際ブランド | ||
年会費・ 発行手数料 |
本カード | 無料 |
ETCカード |
無料 |
|
無料 (一体型・専用カード・携帯型すべて) |
||
カード特典 |
|
|
会員ネットサービス | MyJCB | |
会員限定ショッピングモール | Oki Dokiランド | |
付帯保険 | 海外旅行 傷害保険 |
最高2,000万円(利用付帯) |
国内旅行 傷害保険 |
なし | |
ショッピング 保険 |
年間最高100万円 (海外利用のみ対象) (1事故につき自己負担額1万円) |
|
その他保険 | 盗難・紛失補償 | |
ポイント | 名称 | OkiDokiポイント |
付与条件 | 1,000円のカード利用につき2ポイント | |
有効期限 | 2年 | |
ポイント交換 | 他ポイント | Tポイント スターバックスカード nanacoポイント dポイント WALLETポイント ビックポイント ベルメゾン・ポイント ジョーシンポイント 楽天ポイント セシールスマイルポイント JTBトラベルポイント ちょコムポイント 楽天Edy カエトクカード ニッセンお買い物券 WAONポイント |
キャッシュ バック |
可能 | |
マイル | ANAマイル
JALマイル デルタ航空スカイマイル |
|
対応 電子 マネー |
Apple Pay・モバイルSuicaで利用可 ポイント対象外 |
|
チャージ可 ポイント対象外 |
||
― | ||
チャージ可 ポイント対象外 |
||
― | ||
― | ||
チャージ可 ポイント対象外 |
||
― | ||
― | ||
利用可 ポイント対象 |
||
利用可() |
国内最大手のJCBが発行するポイントがザクザク貯まるカード