クレジットカードを持つときに怖いと感じるものの1つ、それは不正利用。
不正利用というのは、カードの番号や名前といった情報をどこかで知られてしまい、他人に勝手に利用されることです。
「カードを持てば不正利用の被害に遭い、お金を払わなければならないのでは…?」
そう不安に思う人もいますよね…(泣)
結論から言うと、クレジットカードを不正利用されることは、まずありません。
カード会社が厳重にチェックし、ほとんどの不正利用を防いでくれますからね。
管理人自身、10年以上にわたって複数のカードを普段の買い物やインターネットショップで利用しています。けど、不正利用された経験は1度もありません。
万一不正利用されてしまったとしても、その代金を支払う必要はありません。不正利用の被害はカード会社が補償してくれるからです。
とは言え、もしも不正利用されてしまったときはどのようにすればよいのか?
カードを持つ前から知っておけば、いざというときに焦る必要がなくなるはず。そこでここでは、カードを不正利用されてしまったときの対処法をくわしく説明します。
カード会社がほとんどの不正利用を防いでくれる
カード会社は、私たちのカード利用の中に不正利用がないかを常に監視してくれています。カード会社は、私たちを不正利用から守ってくれているのです。
具体的には、不自然な海外でのカード利用があれば、カード会社は私たちに「カードを海外で利用されましたか?」という電話確認をしてくれます。このときもし心当たりがなければ、私たちは利用代金を支払う必要がなくなるのです。
カード会社は、不正利用で使われる海外サイトのような利用先のデータをたくさん持っています。そのため、ほとんどの怪しいカード利用をすぐに知ることができるのです。結果として、ほとんどの不正利用を防ぐことができます。
0.本当に心当たりがないか考えてみる
毎月のカードの利用明細に、一見すると利用した心当たりがないものが含まれていることがあります。しかしこれは、不正利用ではないことがほとんどです。代表的なパターンは、海外利用になる国内のインターネットショップと、実際とカード利用明細とで店舗名がちがうものです。
この2つについて、以下で説明します。
1.海外利用になる国内のインターネットショップ
一見すると不正利用だと思うパターンの1つ目は、海外利用になる国内のインターネットショップです。国内のインターネットショップであっても、香港やシンガポールでのカード利用になる場合があります。
これは、インターネットショップが契約している決済会社が、香港やシンガポールにあるからです。香港やシンガポールは日本よりも会社の税金が安いため、会社の住所を置いているわけです。
このような場合、カードは海外で利用したことになり、通貨がJPY(日本円)になっています。
楽天市場のような大手インターネットショッピングサイトでは日本国内での利用になっています。しかし、日本語で書かれた国内のサイトであっても、上記のようなところが多くあります。
海外に行ったり海外インターネットショップを利用したりした覚えがないときは、利用金額から国内でのインターネットショップを利用しなかったか、思い出してみましょう。
2. 店舗名が実際とカード利用明細とでちがう
一見すると不正利用だと思うパターンの2つ目は、店舗名が実際とカード利用明細とでちがう場合です。これは、カードを使ったお店が、別の名前でクレジットカードの契約をしているからです。
代表的なものはガソリンスタンドです。たとえばENEOSは、カード利用明細には「株式会社○○商会」のように書かれています。ですから、もしカード利用明細に使った覚えのない会社名が書かれている場合は、利用金額からガソリンスタンドやほかの買い物のことではないか? 思い出してみましょう。
以上のように、一見カードの不正利用ではないかと思うものの中にも、海外利用になる国内のインターネットショップと店舗名が実際とカード利用明細とでちがうような場合があります。「不正利用された!」と思ったら、まずはこのようなパターンではないかを考えてみましょう。
1.不正利用であればカード会社にすぐ電話する
上記で、一見すると不正利用だと感じる代表的なパターンについて説明しました。それでもカードを利用した心当たりがまったくない場合は、不正利用されてしまった可能性があります。このようなときは、すぐにカード会社に連絡しましょう。カード会社への連絡が遅くなると、不正利用であっても請求があり、代金を支払わなければならなくなってしまいます。
カード会社の連絡先は、以下のようにカード裏面に書いてあります。年中無休24時間対応してくれるので、不正利用を見つけたときはすぐに電話しましょう。
繰り返しになりますが、不正利用に気づいたときは、たとえ休みの日や深夜だったとしてもすぐにカード会社に電話することがポイントです。
2.カードの持ち主の本人確認がある
まず始めに、カード会社に電話している学生が本人かどうかの確認があります。これは他人がカードを持っている学生のふりをし、カード利用明細を知ろうとしたり、イタズラをされたりするのを防ぐためです。
具体的には、電話でオペレーターからカード番号や住所、氏名、生年月日などを質問されます。このとき、手元にカードを用意しておけばスムーズに対応してもらうことができます。カード番号が分からなくても対応してもらえますが、質問される個人情報が多くなってしまいます。
3.カードの利用を停止
カードの持ち主であることを確認してもらえたら、不正利用されたことを伝えましょう。電話で伝えるだけで、その請求はなかったことにしてくれます。カードの不正利用があったときは、カード会社が補償してくれることになっているからです。
ただ、カードが1度不正利用に利用されると、今後も被害にあう可能性が高くなります。そのため、現在持っているカードを使えないようにしてくれます。具体的には、今後そのカード番号が利用されたときは、一切利用できないようにしてくれます。これで、今後不正利用される可能性は限りなく低くなります。
4.カードを再発行してもらう
上記で、今後の不正利用を防ぐためにカードを無効にしてくれると書きました。ただ、これだと大きな問題があります。それは、カードを持っている学生本人ですらカードを使うことができません。
そのためカード会社は、今までとはちがうカード番号の新しいカードを再発行してくれます。新しいカードは本人しか受け取ることができない方法で、2〜3日ほどで自宅に届きます。このとき、カードを大学やバイト先、友だちの家に送ってもらうことはできません。
これで今後不正利用される恐れがなくなり、学生本人は安心してカードを利用できます。
面倒ですが、新しいカードの番号で再度手続きをしましょう。
月1回は利用明細の確認を
不正利用になるべく早く気づいてカード会社に連絡するためには、マメに利用明細をチェックすることが大切です。インターネットで利用明細を確認できるので確認するようにしましょう。
万一不正利用されているのを気が付かずに放置していると、不正利用された利用金額を支払わなければなります。また、何度も被害に遭ってしまう恐れがあります。
インターネットでイチイチ利用明細を確認するのは正直面倒です。不正利用されないか心配だが、わざわざ利用明細を確認するのが面倒だと感じる学生にオススメなのが、エポスカードです。このカードは、カード利用通知サービスを無料で利用することができます。
カード利用通知サービスとは、カードを利用するとすぐに確認のメールが届くサービスのことです。エポスカードを持ち、カード利用通知サービスに登録すれば、もし不正利用されてもすぐに知ることができます。
このような理由から、カードの不正利用に大きな不安がある学生ならエポスカードを持つことをオススメします。
まとめ
このページでは、カードを不正利用されてしまったときの対処法をくわしく説明しました。
カードを不正利用されることは、ほぼありません。カード会社が常に私たちのカード利用を監視し、怪しいものがないかチェックしてくれているからです。もし不正利用ではないかと思われるカード利用があれば、カード会社から私たちに電話で確認してくれます。
また、不正利用の被害に遭ったと感じたときも、実際は自分でカードを使っている可能性もあります。たとえば、インターネットショップやガソリンスタンドでの利用です。これらは利用先が海外になっていたり、お店の名前が実際とカード利用明細とでちがっていたりするからです。
それでも心当たりがなく、不正利用されたときはカード会社に電話しましょう。カード会社は不正利用の電話は、年中無休24時間対応してくれます。
カード会社に連絡すれば、不正利用された代金は支払わなくて済みます。また、今後不正利用されないために、番号がちがうカードを新しく発行してくれます。
1度不正利用にあっても、新しいカードをこれまでと同じように利用できますが、手続きが必要なものがあります。電気代や電話代のような公共料金をカードで毎月支払うように手続きしているなら、新しいカード番号で再度手続きが必要です。
不正利用を早く知って被害を小さくするためには、インターネットでカード利用明細をマメに確認することが大切です。ただ、利用明細を確認するのは意外と面倒です。そのような場合、エポスカードを持つことをオススメします。このカードは、利用するたびに確認のメールが届きます。これにより、不正利用されたことをすぐに知ることができるためオススメです。