学生がクレジットカードを持つべき3つの理由

学生(大学生・専門学校生)にクレジットカードは必要なのでしょうか。クレジットカードという言葉はよく聞くものの、「実際どのようなものなのかよく分からない」「必要性があるのか」と悩むことがあります。

実は、学生にとって、クレジットカードを持つことには3つの大きなメリットがあります。

それは「支払いを先延ばしや分割にすることができる」「在学中は収入がゼロでも審査に通る」「海外旅行傷害保険が無料で付いている」です。

そこでこのページでは、クレジットカードを持つべきか悩んでいる大学生、専門学校生の方を対象に、在学中にクレジットカードを持つべき理由について解説していきます。

1.現金がなくても、支払いを1ヶ月以上先延ばしにできる

クレジットカードを持つ1番のメリットは、現金を持っていなくても買い物ができるということです。財布に1円もお金がなくても、クレジットカードで支払いをすれば、その場で欲しいものを購入できます。

例えば、目の前にずっと欲しかった腕時計があるとします。値段は2万円。財布に3,000円しか入っていなくても、クレジットカードがあればその場で購入することができます。もしクレジットカードを持っていない場合、次のバイト代や仕送りが入るまで購入することができません。

ではなぜカードをもっていると、現金なしでも購入することができるのでしょうか? ここでクレジットカードの支払いの仕組みについて説明します。

クレジットカードの支払いの仕組み

クレジットカードを使い、一括払い(1回払い)で支払いをした代金は、「1ヶ月間の利用額の合計を、まとめて次の月に支払い」ます。例えば、前の月に服で1万円、腕時計で2万円、合計で3万円を利用した場合、翌月の27日(※)にこの3万円が指定した自分の銀行口座から引き落とされます。(※カード会社によって「15日」「25日」「27日」など日にちは異なる)

一括払いの場合、手数料は一切掛りません。現金で支払いするときと全く同じ金額を支払います。(ただし、後述しますが、分割払いやリボ払いは手数料が必要。)

このようにクレジットカードの基本的な使い方「一括払い」では、「前月の利用分を翌月にまとめて支払う」というのが支払いのルールです。したがって、何かを購入したいとき、手元に現金がなくてもクレジットカードを使えば購入することができるのです。

最高6ヶ月先延ばしにできる「ボーナス払い」

また、「翌月にはお金がない、もう少し後まで待ってほしい」という場合は、さらに支払いを先延ばしにする方法もあります。それを「ボーナス払い」といいます。ボーナス払いとは、12月から5月の間にカードで購入した代金を6月に、また6月から11月までの代金を12月にまとめて支払うという方法です。つまり、ボーナス払いでは、最大6ヶ月間、支払いを遅らせることができます。このときも、一括払いと同じく手数料は一切かかりません。

ただし、お店によってはクレジットカードの支払い方法を「一括払い」のみや、後述の「分割払いのみ」に制限しているところがあります。このようなお店ではボーナス払いは使えませんので、支払いをする前に確認する必要があります。

高額な商品は「分割払い」や「リボ払い」で毎月の支払いを少なく購入できる

また、クレジットカードを持っていると「分割払い」で支払いをすることもできます。分割払いとは、買い物した代金を何回かに分けて支払う方法です。

例えば、パソコンのような10万円を超える高額な商品を購入する場合、どれだけ支払いを遅らせても一括払い(1回払い)ができないことがあります。

そのようなときは、分割払いで毎月少しずつ支払うことができます。

例えば、10万円のパソコンを購入し、その時に「3回分割払い」にすると、約3万3千円を3回で支払い、「10回分割払い」にすると、1万円を10回で支払います。

このように、一括払いでは支払うことができない高額な買い物をするときに、クレジットカードの分割払いを利用すれば普段の生活にほとんど影響なく購入することができます。これは貯金があまり多くない学生にとって大きなメリットです。

なお、分割回数はカード会社によって異なりますが、最高36回分割まで利用することができます。

ただし、分割払いをする際には「金利手数料」が必要になります。金利手数料とは利子のようなもので、分割払いをすると、カードで購入した金額とは別に、手数料を支払う必要があります。金利手数料は一般的に大体2%〜16%(毎月)となっています。そして、分割回数を多くするほど金利手数料は高くなります。

例えば、三井住友カードの場合、10回払いの金利手数料は毎月6.7%掛かります。三井住友カードを使って10万円のパソコンを分割払いで購入した場合、10回払いであれば毎月1万円に金利手数料670円を合わせた10,670円を10ヶ月間支払う必要があります。、合計すると金利手数料は6,700円です。

まったく同じ10万円のパソコンを20回払いで購入した場合、支払いは毎月5千円に金利手数料670円を合わせた5,670円です。このとき金利手数料は670円の20回払いとなり、合計で13,400円が必要になります。

また、分割払いと同じく毎月の支払金額を少なくする方法に「リボ払い」があります。リボ払いとは、毎月5千円や1万円など「一定の金額」を支払う方法です。毎月支払う金額は自分で設定することができ、仮に「1万円」と決めたら、どれだけ購入しても、毎月支払う金額は1万円だけになります。

例えば、10万円のパソコンをリボ払いで購入した場合、毎月の支払額は1万円です。次に10万円のパソコンを購入した翌月に、5万円のiPadもリボ払いで購入したとします。合計で15万円分購入したことになります。この時でもリボ払いであれば、毎月支払う金額は1万円のまま一定です。

ただし、リボ払いにも金利手数料は必要です。リボ払いの金利手数料は大体15%(年間)となっています。毎月支払う1万円の中に金利手数料が含まれていて、残りで購入した代金を支払います。ただ、手数料は意外と高いので、支払いが楽だからと言ってリボ払いを高いすぎると、手数料ばかりを支払って元の購入した代金が減らないということが起こってしまいます。使いすぎには注意しましょう。

自分に無理のない金額で支払っていけるため、分割払いに比べてこのリボ払いの方が使い勝手が良いといえます。

このように、クレジットカードを持つことで手元に現金がなくても買い物をすることができます。また、高額商品の場合は、分割払いやリボ払いにより何回かに分けて毎月の支払い金額を少なくすることができます。これはお金に余裕がない学生にとって大きなメリットといえます。

2.収入がゼロでも学生(在学中)はクレジットカードを持つことができる

次に、「審査」という点から学生がクレジットカードを持つメリットをお伝えします。

クレジットカードを持つには、「審査」にパスする必要があります。クレジットカードの審査では、「収入」「勤続年数」「居住年数」などがチェックされます。審査の基準はカード会社によって違いはありますが、収入があることは一番のポイントです。社会人であれば収入がゼロだと絶対に審査をクリアすることはできません。必ず審査落ちします。

しかし、学生の場合は違います。在学中は収入がゼロでも審査にパスすることができるクレジットカードがあります。例えば三井住友カードやライフカードです。

これらのカードはは収入がゼロの学生でも持つことができます。

また、年会費は無料なので、カードを持つことで費用が掛かることは一切ありません。

収入がゼロでもクレジットカードが作れるのは学生(在学中)だけの特権といってよいでしょう。

もし仮に、卒業後、フリーターのような毎月給料が安定しない状況になった場合、在学中よりもクレジットカードの審査に通る可能性が低くなります。ですから、クレジットカードを持ちたいのであれば、学生のうちに申し込みをすべきなのです。

ただ、クレジットカードは18歳以上でないと持つことができません。20歳以上であれば、本人の意思だけで、カードに申し込むことができます。保護者の同意は必要ありません。

しかし、20歳未満(未成年)の場合、必ず保護者の同意が必要になります。未成年の場合、親に内緒でクレジットカードを作ることはできません。また、18歳になっていても、高校生はカード会社の審査基準によりカードを持つことができません。

このように、クレジットカードの審査基準という点から見ても学生には大きなメリットがあります。収入がゼロでも審査をパスできるのは在学中だけです。

3.海外旅行傷害保険が無料で付帯している

3つ目は、「海外旅行傷害保険」がついていることです。

海外旅行傷害保険とは、海外での治療費が補償される保険です。旅行先でケガまたは病気になり、病院で治療を受けるとき、日本では考えられないくらい高額な治療費が必要になります。

たとえば、アメリカで腕を骨折して現地で手術を受ける場合、1万5千ドル、日本円にすると約150万円が必要になります。

また、同じくアメリカで急性虫垂炎(いわゆる「盲腸」)になり現地の病院で入院、手術をすると約550万円の医療費が必要です(出典:外務省 在外公館医務官情報アメリカ合衆国(ニューヨーク))。このうちの7割(約385万円)は日本の健康保険で補償されますが、残り3割の約165万円は自分で負担しなければなりません。

海外旅行傷害保険に加入していれば、この残り3割(165万円)の費用も保険により補償されます。「骨折や盲腸になることなんてあるの?」と思うかもしれませんが、万が一なってしまうと高額の治療費を負担することになります。ですから、海外へ行くときには旅行傷害保険への加入は必要です。

このように、海外でのケガ・病気での治療費が補償される海外旅行傷害保険ですが、クレジットカードによっては無料でついてくる(「付帯する」といいます)ものがあります。例えば、学生専用ライフカード、JCB CARD EXTAGEです。これらのカードは、年会費無料でありながら、海外でのケガ・病気での治療費が補償される海外旅行傷害保険が付帯しています。

なお、保険会社では海外旅行傷害保険だけを契約することも可能です。その場合、保険料として1渡航あたり3,000円くらいの保険料が必要になります。年会費無料のクレジットカードにほぼ同じ条件の海外旅行傷害保険が付帯していることを考えると断然こちらのほうがお得と言えます。

卒業旅行や留学で海外に行くことがある学生にとって、年会費無料のクレジットカードに海外旅行傷害保険が付いているのは大きなメリットと言えます。ただし、全てのカードに海外旅行傷害保険が付帯するわけではありませんのでカード選びは慎重に行う必要があります。

卒業後もそのまま使うことができる

ここで一つの疑問が浮かびます。それは、「在学中は収入ゼロで作ることができても、卒業したらそのカードは使えなくなるの?」ということです。しかし、そのようなことはありません。卒業後も継続してそのカードを利用することができます。もし卒業せずに中退した場合でも問題ありません。

また、カードをまったく使わない場合、年会費無料のカードであれば、費用は一切かかりません。不要になればすぐに解約することもできます。

このように、クレジットカードは手元にお金がなくても買い物ができ、高額商品の場合には分割で支払うことも可能です。在学中であれば収入がゼロであっても審査に通ることができます。さらに、年会費無料にも関わらず海外旅行傷害保険が付帯しているものもあります。以上3つの理由から、学生はクレジットカードを持つべきなのです。

ほとんどのカードは、インターネットからの申し込み後、3〜5営業日で手元に届きます。カードを受け取ったらすぐに利用することができます。

人生の中でもっとも簡単に審査に通過しやすい学生の間に、クレジットカードを持っておくと良いでしょう。

学生にオススメのクレジットカード一覧はこちらで紹介しています