クレジットカードを持つことによる5つのデメリット

このサイトでは、クレジットカードには多くのメリットがあるので、学生のうちからカード手に入れて活用しましょう! と言っています。

しかし、本当にメリットだけなのか? 実はとんでもないデメリットを隠しているのではないか? 「カード破産」という言葉も聞くけど…? そのように不安になる学生もいることでしょう。

クレジットカードを持つことによるデメリットもあるのは事実です。しかし、そのデメリットを前もって知っておけば、私たちは一切損することなくカードを利用することができます。そこでこのページでは、クレジットカードを持つことによるデメリットと、そのデメリットをカバーする方法についてくわしく説明します。

カードを持たない理由は主に5つ

クレジットカードを持つことによるデメリットは、主に使いすぎる心配がある、カード情報漏えいなどのセキュリティが心配、審査が不安、支払いが後回しになる、紛失するのが心配の5つです。

この5つは、クレジットカードを持っていない人に、なぜ持っていないのか? アンケートをした上位のものです。具体的には以下の図のような結果となっています。

2014年3月にジャパンネット銀行から発表された「ショッピングでの支払いに関する意識調査」

2014年3月にジャパンネット銀行から発表された
「ショッピングでの支払いに関する意識調査」より

カードを持っていない人は、上記の5つをデメリットと感じていることがわかります。

では、使いすぎる心配がある、カード情報漏えいなどのセキュリティが心配、審査が不安、支払いが後回しになる、紛失するのが心配という5つは、どのように対処すればよいのでしょうか?

以下では、これら5つについて、くわしく説明していきます。

1.使いすぎる心配がある

カードを持つことによるデメリットの1つ目は、使いすぎる心配があることです。

クレジットカードを利用した金額は、翌月にまとめて支払います。ですから、手元に現金がなくても買い物ができます。

手元に現金がなくても買い物ができることは、クレジットカードの大きな特徴です。しかし、一方でいくらでも使ってしまうという不安を持っている人が多くいます。

たとえば、前から欲しかった腕時計が売っていたとします。値段は5万円。財布はもちろん、貯金もありません。それでも、クレジットカードを持っていれば欲しかった腕時計を買うことができるのです。

カード利用金額と支払日を把握する

上記のようなカードの使いすぎを防ぐ方法には、カードを利用した金額とその利用金額を具体的にいつ支払うのか? この2つをきちんと把握することです。

カードを利用した金額は合計でいくらになっているのか? レシートを保管しておいていつも把握するようにしましょう。

そして、クレジットカードには締め日と支払日があります。締め日とは、カード利用金額が毎月合計される日のことです。そして支払日とは、締め日に合計したカード利用金額を口座から支払う日のことです。

もしもカードを利用した金額を把握していないと、使いすぎてしまう恐れが十分にあります。しかし、いつもいくらカードを利用していて、○日にいくら支払わないといけないのか? きちんと理解していれば、カードを使いすぎることはなくなります。

このように、カードを持つことによって使いすぎてしまうというデメリットがあります。しかし、カードをいくら利用していて、何日に支払うのかをいつも知っておけば、使いすぎを防ぐことができます。

2.情報漏えいなどセキュリティが心配

カードを持つことによるデメリットの2つ目は、情報漏えいなどセキュリティが心配だということです。

カードに申し込むと、私たちの住所や氏名、生年月日はもちろん、カードをどのようなお店で利用しているのか? そして利用金額は延滞せずにきちんと支払っているのか? このような情報がカード会社に知られることになります。そして、カード会社からこれらの情報が漏れてしまうことを心配している人が多いのです。

また、カードを利用したお店やインターネットショップが私たちのカード番号のような情報を盗み取り、不正に利用されて被害を受ける心配もあります。

お店にはカード情報は分からない

まず、カード会社から情報が漏れることはありません。もし情報が漏れてしまうと、カード会社は多くの人からの信用をなくしてしまうからです。そのために多くの費用や人員で、情報が漏れないように対策をしています。

そして、お店やインターネットショップでカード情報が盗まれてしまう恐れもほぼありません。実際のお店で店員さんにカードを渡すと、私たちの目の前でレジに通してすぐに返してくれます。そのため、店員さんが怪しい行動を取っていないかどうかを、私たちの目で確かめることができます。

インターネットショップでは、カード情報は他人に分からないようにデータが暗号化されて送信されます。また、インターネットでのカード利用は、インターネットショップにはカード番号や名前のような情報が分からないしくみになっています。そのため、インターネットショップを運営している人が、私たちのカード情報を知ることは一切できません。

管理人自身、10年以上コンビニやファミレス、インターネットショップで数え切れないほどカードを利用しています。しかし、カード情報を盗まれて勝手に利用されたという被害に遭ったことは1度もありません。

ですから、カード情報を知られてしまって被害に遭うことはまずありません。

被害に遭ったらカード会社が補償してくれる

上記で、被害に遭うことは「まず」ないと書きました。それでも、カードを悪用される可能性はゼロではありません。

万が一カードを勝手に利用される被害に遭ったとしても、私たちはその金額を支払う必要はありません。カード会社が補償してくれることになっているからです。つまり、私たちの身に覚えのないカード利用金額は、一切支払う必要がないのです。

カードをむやみに他人に見せない

情報が漏れないためには、私たち自身がカード番号や有効期限のような情報を知られないようにすることが大切です。たとえカード会社やお店、インターネットショップで情報が守られたとしても、私たちの手元にあるカードを直接見られると、情報は漏えいしてしまいます。

ですから、カードをむやみに友だちに見せたり、私たちが気づかない間に財布の中のカードを見られないように気をつけることか大切です。

カードを持つことにより、情報漏えいのようなセキュリティが心配になります。しかし、カードの情報は、カード会社が万全の体制で漏れないように管理しています。また、お店やインターネットショップは私たちのカード情報を知ることはできません。そのため、情報が漏れて被害に遭うことはまずありません。

万一どこかの誰かに勝手にカードを利用されたとしても、カード会社が被害金額を補償してくれます。

3.カードの審査が不安

カードを持つことによるデメリットの3つ目は、カードの審査が不安というものです。

カードには審査があり、誰でも持つことができるわけではありません。クレジットカードは後払いなので、安定した収入があるのか? 本当に利用金額をきちんと支払ってくれる人なのか? そのようなことが審査されます。

しかし、学生だけは審査の心配は一切不要です。その理由は、学生であれば無収入でも審査にパスすることができるからです。カード会社は多くの人にカードを持って利用して欲しいと考えています。そのため、若い年代である学生なら無収入でもカードを持つことができるのです。

ですから、もしこれから初めてクレジットカードを持とうとする学生であれば、審査の心配をする必要はありません。

カードを持つための審査に不安を持っている人は多いですが、学生なら心配はいりません。

4.支払いが後回しになるから

カードを持つことによるデメリットの4つ目は、支払いが後回しになるというものです。

カードの利用金額は、翌月にまとめて口座から引き落とされます。このように支払いは後回しになるのです。

支払いが後回しになることは、クレジットカードのメリットでもあります。しかし、実際に支払うまで気になってしまい、デメリットと感じる人が多いものです。

後回しであることに不安を感じるなら、上記の使いすぎと同じように、カードを利用した金額と支払日をよく確認するようにすれば、後払いへの不安はかなり少なくなります。

即座に支払うカードもある

どうしても後払いはイヤだ! という場合、デビットカードというものがあります。

デビットカードとは、クレジットカードとほぼ同じように利用できる銀行のキャッシュカードのことです。デビットカードなら、カードを利用した瞬間に利用金額が口座から引き落とされます。

デビットカードを使ってコンビニでジュースを買ったとします。レジでクレジットカードと同じようにデビットカードを渡して会計をすれば、数秒後には銀行口座から利用代金が引き落とされるのです。もしも口座残高が不足していれば、デビットカードは利用できません。

このように、デビットカードはクレジットカードと同じように利用できます。そして、利用金額は後払いではなく、利用と同時に支払います。

デビットカードの詳細はこちら。

デビットカードは審査なしで未成年でも親の同意なしで持てる

クレジットカードの後払いに不安を感じるなら、レシートのようなもので利用金額をきちんと把握するか、デビットカードのように即座に支払うカードを持つことをオススメします。

5.カードを紛失するのが心配

カードを持つことによるデメリットの5つ目は、紛失することか心配なことです。カードを財布ごとなくしたり盗まれたりしてしまうと、拾った誰かに悪用されてしまう心配があります。

しかし、紛失したときは現金よりも安全です。カードをなくしたときは、カード会社に連絡すれば利用できなくできるため、悪用されることを防ぐことができます。また、もしも悪用されて被害に遭ったとしても、カード会社が補償してくれます。つまり、カードをなくしてしまっても一切被害を受けることはないのです。

一方で、財布をなくしてしまうと中に入れた現金が返ってくることはまずありません。このことから、カードは現金よりも紛失の心配がないと言えます。

以上のように、カードの紛失を心配する人は多くいますが、実は現金よりも安全なのです。

まとめ

このページでは、クレジットカードを持つことによるデメリットと、そのデメリットをカバーする方法についてくわしく説明しました。

カードを持つことによるデメリットは、使いすぎる心配がある、カード情報漏えいなどのセキュリティが心配、審査が不安、支払いが後回しになる、紛失するのが心配の5つです。

使いすぎの心配は、カードの利用金額と支払日を把握すれば防ぐことができます。また、セキュリティに関してはカード会社やお店、インターネットショップでカード情報が漏れることがないように工夫されています。あとは私たちがカードを見られないよう注意するだけです。

審査は、学生であれば無収入でも持つことができます。ですから、ほぼ確実に持つことができます。

支払いが後払いになることも、カード利用金額をきちんと把握していれば問題はありません。しかし、カードは持ちたいがどうしても嫌だという場合、デビットカードを持つ方法があります。デビットカードなら、利用と同時に口座から代金が支払われるため、支払日を気にする必要はありません。

そしてもしカードをなくしてしまっても、カード会社に連絡すれば被害を受けることはありません。万一誰かに悪用されたとしても、被害金額はカード会社が補償してくれます。ですから、紛失したときは、カードは現金よりも安全だと言えます。

このように、カードを持つことによるデメリットと言われているものは簡単にカバーできます。デメリットを理解して少し注意するだけで、クレジットカードを持つデメリットは一切なくなると言えます。

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