Pitapaの区間指定割引は通学定期券よりもオススメ

Pitapa(ピタパ)とは、主に関西の地下鉄や私鉄が導入しているICカードです。Pitapaを使って関西で電車やバスに乗れば割引されるサービスがあったり、定期券も改札を通す磁気のものやPitapa定期券が用意されていたりするので、どの利用方法がもっとも得なのか? よく分からないという学生は多くいます。

結論から言うと、いつも1か月定期券を買っている学生の方には、定期券よりもPitapaの区間指定割引をオススメします。区間指定割引とは、あらかじめ登録しておいた2つの区間でPitapaを利用すれば、1か月定期券以上の金額は支払う必要がないというサービスです。

そして、いつも3か月や6か月の通学定期券を買っているなら、今までどおり定期券を買うことをオススメします。Pitapaの区間指定割引よりも3か月以上の通学定期券の方が割安だからです。

また、Pitapaであれば定期券や区間指定割引以外でも割引サービスが受けられます。ですから関西で住んでいる学生なら、ぜひ持っておくことをオススメします。なお、割引サービスの内容は、利用する鉄道会社によって少しずつちがいます。

このページでは、Pitapaについてや割引サービス、定期券との比較をくわしく説明します。

Pitapaの6つの特徴

Pitapaカードを改札にタッチすれば電車の乗り降りができます

まず始めに、そもそもPitapaとはいったいどのようなものなのでしょうか? Pitapaとは、電車の改札やお店のレジにタッチして利用するICカードです。

要するに、PitapaはJRが発行しているICOCA(イコカ)やSuica(スイカ)の私鉄バージョンです。このPiTaPaには、次の6つの特徴があります。

PiTaPaの6つの特徴
  1. 年会費無料
  2. 改札をタッチするだけで通過できる
  3. 後払いでチャージ不要
  4. 電車代やバス代の割引が受けられる
  5. 全国で利用できる
  6. タクシーやお店でも利用できる

上記6つの特徴の中でも、後払いでチャージ不要なのがPiTaPaとほかの鉄道系電子マネーとで大きく異なる点です。ここから、これら6つのPiTaPaの特徴について、くわしく説明します。

1.年会費無料

Pitapaの1つ目の特徴は、入会金や年会費のような費用がかからないことです。つまり、Pitapaカードは無料で手に入れ、利用することができます。

ただし、1年間で1度もPitapaを利用しなかった場合、1,000円+税の維持管理料を支払う必要があります。ですから、電子やバスを1年に1度するかどうか怪しいという学生であれば、Pitapaはおすすめしません。維持管理料で損をしてしまう恐れがあるからです。

2.改札をタッチするだけで通過できる

Pitapaの2つ目の特徴は、改札をタッチするだけで通過できることです。Pitapaは駅の自動改札機にタッチすると、電車に乗った駅と降りた駅が記録されて電車代が計算されます。ですから、前もって駅で切符を買う必要がないというメリットがあります。

たとえば呑み会や友人の自宅に行くなど、普段電車に乗らない区間で電車で利用する場合も、駅の路線図で運賃を調べるという手間が省けます。また、終電に遅れてしまいそうなときであっても、自動改札機に財布ごとタッチするだけで電車に乗ることができるため、電車を乗り過ごしてしまう可能性が低くなります。

なお、電車を降りた後も駅の改札機にPitapaカードをタッチするだけで駅を出ることができます。

また、PiTaPaは関西のバスでも利用できます。バスを乗るときと降りるときにタッチするだけでOKなので、財布から小銭を取り出すという面倒くささから解放されます。バスの運賃は中途半端なことが多いので、このメリットは大きいですね。

なお、Pitapaは財布に入れたまま改札機にタッチしても認識されます。ですから、わざわざ財布からPitapaカードを取り出す手間すら不要です。このように、Pitapaがあれば駅の自動改札機にタッチするだけで、電車の乗り降りができます。

3.後払いでチャージ不要

Pitapaの3つ目の特徴は、後払いでチャージが不要だということです。ICOCAやSuicaだと、利用する前に現金やクレジットカードでチャージしてから利用します。ICOCA、Suicaとは、それぞれJR西日本とJR東日本が発行している電子マネーのことです。

Pitapaは、利用した電車代を翌月などにまとめて指定した口座から引き落とされます。ですから、前もってチャージする必要がないわけです。そのため、チャージ残高を気にする必要もありませんし、何より後払いなのは嬉しいです。

なお、関西でPiTaPaと並んで普及しているICOCAだと、チャージ残高が足りないと電車から降りたときに自動改札機を通過することができません。そんなときは精算機でICOCAにチャージしてからもう1度自動改札機を通過する必要があります。

残高不足で自動改札機が通れないと、私たちの後ろにいる人に面倒くさそうな顔をされて恥ずかしい思いことこの上ありません。また、急いでいるときに限って残高不足で改札から出られず、精算機を探して財布から現金を取り出し、ICOCAチャージしなければならないことか多いような気がする人は多いはず。

その点Pitapaは改札機を通れないことはありません。そもそも後払いなので、残高不足なので、残高不足になることがあり得ないからです。そのためPiTaPaは、ICOCAのように残高を気にすることなく利用することができます。

4.電車代やバス代の割引が受けられる

Pitapaの4つ目の特徴は、電車代やバス代の割引が受けられることです。この割引が、学生の方にとってはPiTaPaを持つもっとも大きなメリットではないでしょうか。

Pitapaで電車やバスを利用すれば、普通に切符を買ったり現金で支払ったりするよりも安い料金になります。Pitapaの割引には、登録した2つの区間の利用で受けられる区間指定割引と、利用区間に関わらず毎月の利用金額や回数によって受けられる割引の2種類があります。(区間指定割引については後述します。)

たとえば、大阪市交通局であれば運賃が2割引きに、阪急と京阪では1か月間のPitapaの利用回数によって1割程度の割引に、そして近鉄では1か月の利用金額か3,090円を超えた場合、1割の割引を受けることができます。そのため、バイトなど自宅から大学までの区間以外で電車やバスを利用するときの料金を節約することができます。

鉄道会社ごとのPitapa利用による割引

(2018年12月現在)

鉄道会社 割引の名前 割引の内容 割引の例
大阪市交通局 フリースタイル 運賃の2割を割引(※) 1か月で5,000円の場合、
5,000円×2割
=1,000円割引
京都市交通局 利用額
割引サービス
月間3,000円以上利用すると、
9.09%を割引
1か月で5,000円の場合、
5,000円×9.09%
=455円割引
阪急 利用回数割引 月間利用回数11~30回で10%、
31回以上で15%の割引
1か月で5,000円、15回
阪急電車に乗った場合、
5,000円×10%
=500円割引
近鉄 利用額割引 月間3,090円を超えた額の
10%を割引
1か月で5,000円の場合、
(5,000円-3,090円)×10%
=191円割引
京阪 利用回数割引 月間利用回数11回を
超えた額の10%の割引
1か月で5,000円、15回
京阪電車に乗った場合、
5,000円×10%
=500円割引
南海 利用回数割引 南海・泉北高速は1か月間に
同一の運賃区間を月間11回
以上利用すると10%割引
1か月で5,000円、15回
同一運賃区間を利用した場合、
5,000円×10%=500円割引

(※)大阪市交通局のフリースタイルは、学生は2割引で学生以外なら1割引。学生の割引を受けるためには、事前に手続きが必要。

以上のように、Pitapaを利用すれば大阪市交通局なら電車代の2割、ほかの私鉄でも利用金額の1割前後の割引を受けることができます。

5.全国で利用できる

Pitapaの5つ目の特徴は、関西だけでなく全国で利用できることです。Pitapaは関西の地下鉄や私鉄だけでなく、JR東日本や西日本、関東をはじめとする日本中のJRや地下鉄、私鉄でも利用することができます。ですから、普段は関西に住んでいて、帰省したときや旅行に行った先でも利用することができます。

全国のJRや関西以外の地下鉄、私鉄ではチャージが必要

Pitapaを関西の地下鉄や私鉄以外で利用するときは、前もってチャージする必要があります。ですから、関西以外の地域やJR西日本の自動改札機では、Pitapaに現金などでチャージしていないと改札を出ることができません。また、Pitapaをチャージして利用した場合、割引は一切ありません。

このように、前もってチャージしなければならないという制約はあるものの、Pitapaは全国の電車やバスに乗るときに利用することができます。

6.タクシーやお店でも利用できる

Pitapaの6つ目の特徴は、電車やバスだけでなく、タクシーやお店でも利用できることです。Pitataは、関西を中心とする加盟店で、以下のPitapaマークがあるお店でも利用することができます。

Pitataショッピング加盟店のマーク

たとえば、近畿2府4県のファミリーマートやサークルKサンクスといったコンビニや阪急百貨店、阪神百貨店、近鉄百貨店、阪急三番街、なんばCITY、なんばパークス、なんばウォーク、紀伊國屋書店、Joshin、ヨドバシカメラのような店舗で使えます。そして店舗によっては、100円につき1ポイントのポイントがもらえ、貯めたポイントは500ポイントにつき50円が電車、バス代から差し引かれます。

上記のようなお店で利用しても電車やバスと同じように後払いなので、買い物をしてからバイト代などでお金を用意してから支払うという使い方ができます。ただし、1回払いしかありません。リボ払いや分割払いはできないことに注意しましょう。

Pitapaが利用できる具体的なお店は、以下のとおりです。

Pitapaが使える主なお店(Pitapa公式サイト)

ですからPitapaは、電車やバスだけでなく、コンビニや百貨店などでも利用できます。

Apple Payやおサイフケータイでは使えない

Pitapaは必ずICカードを持ち歩く必要があります。JR東日本が発行しているSuica(スイカ)であればiPhoneやおサイフケータイのようなスマホで設定して利用することはできます。しかし、PitapaにはSuicaのようなICカードを持ち歩かずにスマホで利用できる機能はありません。

ここまで説明したように、Pitapaには、年会費無料、改札をタッチするだけで通過できる、後払いでチャージ不要、電車代やバス代の割引が受けられる、全国で利用できる、タクシーやお店でも利用できるという6つの特徴があります。

Pitapaの区間指定割引や定期券との比較

Pitapaには、区間指定割引と利用回数や金額による割引、2種類の割引があります。また、Pitapaを定期券として利用することもできます。関西の地下鉄や私鉄で通学している学生なら、どれが1番得なのでしょうか?

結論としては、定期券よりも区間指定割引の方がメリットが多いためオススメです。ここからは、分かりにくさに定評(笑)があるPitapaの割引について、くわしく説明します。

Pitapa定期券は磁気定期券よりもオススメ

阪急や近鉄、南海では、Pitapaに定期券の情報を書き込みIC定期券として利用することができます。そして、関西のすべての鉄道会社は、磁気定期券を発行しています。Pitapa定期券と磁気定期券はまったく同じ値段で、割引などはまったくありません。しかし、Pitapa定期券を発行している鉄道会社であれば、Pitapa定期券を持つことをオススメします。

Pitapa定期券の発行状況

(2018年12月現在)

鉄道会社 Pitapa定期券
の発行
大阪市交通局 未対応
京都市交通局 未対応
阪急
近鉄
京阪 未対応
南海

磁気定期券よりもPitapa定期券をオススメする理由は、わざわざ財布から定期券を取り出さなくても改札を通過できる、バイトやプライベートのような通学以外で電車に乗るときでも、1枚のPitapaで対応できる(ただし、電車代は定期券とは別にかかる)という2つです。

先ほども書いたようにPitapa定期券と磁気定期券は値段がまったく同じですが、Pitapa定期券の方が便利だと言えます。ただ、上の表のように大阪市交通局と京都市交通局、京阪の3社は、Pitapa定期券を発行していません。ですから、磁気定期券を持つよりほかありません。

区間指定割引は定期券よりもオススメ

Pitapaでは、区間指定割引という割引サービスが用意されています。区間指定割引とは、前もって登録した発駅と着駅、2つの駅の電車代は、1か月間でどれだけ利用したとしても1か月定期券の値段を超えないというものです。なお、登録した2つの駅の区間以外でPitapaを利用した場合の電車代には、上記で説明した割引が適用されます。

この区間指定割引は、定期券よりもオススメです。それは、区間指定割引は電車代の後払いができる、区間指定割引と定期券のどちらも1か月にかかる電車代の上限は同じ、区間指定割引なら定期券よりも安くなる可能性があるという3つのメリットがあるからです。

区間指定割引で利用した電車代は、通常のPitapa利用と同じように後払いです。具体的には、1か月間に利用した電車代を、翌月にまとめて口座からの引き落としで支払います。一方で定期券は、Pitapa定期券と磁気定期券のどちらも、1か月や3か月、6か月分を先払いする必要があります。

また、私鉄では1か月定期券とPitapa区間指定割引との値段は同じです。つまり、定期券を買わずにPitapaの区間指定割引で1か月間通学したとしても、1か月定期券と同じ金額の電車代しかかかりません。

大阪市交通局に限っては、区間指定割引ではもっとも割安となる6か月定期券とほぼ変わらない料金です。ですから、大阪の地下鉄で通学している学生であれば、6か月定期券を買うメリットがほぼないと言えます。

一方で気をつけなければならないのは、京都市交通局では区間指定割引がないことです。そのため、京都市交通局では大学への通学であっても、上記で説明した利用額割引サービスが適用されることになります。

各鉄道会社の区間指定割引と定期券との料金の比較は、以下のとおりです。

Pitapaの区間指定割引と定期券との値段の比較

(2018年12月現在)

鉄道会社 区間指定
割引1か月
の上限
定期券(1か月あたりの値段) 区間
1か月 3か月 6か月
大阪市
交通局
3,710円 4,120円 11,750円
(3,916円)
22,250円
(3,708円)
2区
京都市
交通局
(なし) 7,710円 21,980円
(7,326円)
41,640円
(6,940円)
2区
阪急 1か月
定期券と
同じ
3,990円 11,380円
(3,793円)
21,550円
(3,591円)
梅田~宝塚
近鉄 5,140円 14,650円
(4,883円)
27,760円
(4,626円)
奈良~難波
京阪 5,690円 16,220円
(5,406円)
30,730円
(5,121円)
淀屋橋~出町柳
南海 5,740円 16,360円
(5,453円)
31,000円
(5,166円)
難波~金剛

そして、Pitapaの区間指定割引だと、夏休みや冬休み、春休みのように大学へ通学する日数が少ない場合、1か月定期券よりも安くなることがあります。Pitapaの区間指定割引は、1か月の電車代が少なかった場合には、通常の電車代から利用金額や回数による割引後の金額を支払えばよいだけだからです。具体的には、1か月に電車通学するのが以下の表の回数より少ないとき、定期券よりも得になります。

たとえば大阪市交通局では、2区間の区間指定割引は3,710円です。つまり、1か月間の通学の電車代は3,710円以上支払う必要はありません。一方通常の運賃は230円で、学生がPitapaを使えば2割引の184円になります。この条件で1日1往復で2回乗るという前提で計算すると、1か月で通学のために電車に乗る回数が11日以下の通学だと、区間指定割引より安い金額で済みます。

大阪の地下鉄は1か月で11日通学するかどうかが境目

月11日以下の通学なら、1か月定期券よりもPiTaPaの方が安い!

長期の休みや、ほとんどの単位を取ってしまって大学に行く機会が少ない4回生であれば、1か月の通学が11日以下になることは十分に考えられます。定期券であれば通学する日数が少なくても決まった金額を支払わなければならないので、区間指定割引の方が得になることがあります。

また、京都市交通局は区間指定割引がなく、通学定期券がほかの私鉄とくらべると割高です。そのため、1か月に通学する日数が17日以下だと、定期券を買わずに普通にPitapaで通学した方が安くなります。

京都の地下鉄は1か月で17日通学するかどうかが境目

月17日の通学なら、1か月定期券よりもPiTaPaの方が安い!

そして阪急や近鉄、京阪、南海といった私鉄であれば、学生の区間指定割引は割安です。そのため、1か月の通学が5日から8日以下の場合で1か月定期券よりも安くなります。ただ、1か月の通学日数が多い場合でも、定期券の料金よりも高くなることはありえないので、区間指定割引の方がメリットがあると言えます。

Pitapaの区間指定割引の上限になる乗車回数を、以下のとおりまとめました。

(2018年12月現在)

鉄道会社 Pitapaでの
1回あたりの
運賃
(通常運賃)
区間指定
割引1か月
の上限
区間指定割引
の上限になる
乗車回数
(日数)
区間
大阪市
交通局
184円
(230円)
3,710円 21回
11日
2区
京都市
交通局
236円
(260円)
7,710円
(1か月
定期券)
33回
17日
2区
阪急 252円
(280円)
3,990円 16回
8日
梅田~宝塚
近鉄 560円 5,140円 10回
5日
奈良~難波
京阪 470円 5,690円 13回
7日
淀屋橋~出町柳
南海 396円
(440円)
5,740円 14回
7日
難波~金剛

以上のように、関西の地下鉄や私鉄で通学する学生にとっては、定期券を買うよりもPitapaを手に入れて区間指定割引に申し込むのがもっとも得になります。

Pitapaは大きく分けて3種類

ここまで、関西の地下鉄や私鉄の磁気定期券とPitapa定期券、そしてPitapaの割引についてくらべてきました。Pitapaエリアでの通学では、Pitapaの区間指定割引がもっともオススメです。

Pitapaの区間指定割引を利用するためには、まずはPitapaカードに申し込んで手に入れます。そして手に入れたPitapaカードと必要書類を持って駅構内の定期券販売所で手続きをします。必要書類とは、通学証明書と学生証です。なお、区間指定割引は自宅と大学の最寄り駅の2駅しか登録することができません。

なお、学生の区間指定割引の有効期限は年度末、つまり3月末までです。翌年度も引き続いて学生割引による区間指定割引を受けるためには、4月15日までに再び手続きをする必要があります。

必ず駅の窓口で手続きを!

区間指定割引は、インターネット上のPitapa会員サイトであるPitapa倶楽部からも行えます。しかし、インターネットだと学生割引が適用されず、会社員のような一般の区間指定割引が適用されてしまいます。ですから、必ず駅の定期券販売所で手続きをしましょう。

Pitapaカードには、大きく分けてPitapaベーシックカードと保証金預託制Pitapaカード、クレジットカードの追加カードの3種類があります。この3つでもっともオススメなのは、クレジットカードの追加カードです。その理由は、クレジットカードの追加カードであるPitapaカードとPitapaベーシックカードの2つのちがいは、クレジットカード本体があるかないか? それだけだからです。まったく同じPitapaカードを持つのであれば、この機会にクレジットカードも手に入れることをオススメします。

以下では、3種類のPitapaカードについてくわしく説明します。

1.クレジットカードの追加カード

Pitapaカードの1種類目は、クレジットカードの追加カードです。追加カードとは、クレジットカードに申し込むことにより、その子カードとして持つことができるカードのことです。具体的には、クレジットカードを申し込むときに合わせてPitapaカードに申し込むことにより手に入れることができ、クレジットカードの申し込みから約2週間で、Pitapaカードが自宅に郵送されます。

そしてPitapaカードを利用して電車やバスに乗った代金は、クレジットカードの利用金額と合わせて、翌月にまとめて指定した口座からの引き落としで支払います。

クレジットカードに申し込むので審査がありますが、学生であれば審査に落ちて発行されないことはまずありません。学生はクレジットカードの審査ではとても優遇される立場です。そのため、たとえアルバイトすらしていない無収入の学生だったとしても、収入が理由で審査に落ちることはありません。

また、次に説明するPitapaベーシックカードも、クレジットカードとまったく同じ審査があります。ですから、審査に自信がないからという理由でクレジットカードの追加カードであるPitapaカードを避けるのは、あまり意味がありません。

2.Pitapaベーシックカード

Pitapaカードの2種類目は、Pitapaベーシックカードです。Pitapaベーシックカードとは、Pitapaカード単体で持つことができるカードのことです。具体的には、Pitapa公式サイトから申し込めば、約2週間で自宅に郵送されます。

Pitapaベーシックカードも、クレジットカードとまったく同じ審査があります。なぜなら、Pitapaは後払いで利用する電子マネーカードだからです。審査と言っても、学生であればアルバイトの収入しかなかったり、アルバイトすらしていない無収入だったりしても落ちることはありません。ほかのクレジットカードや携帯電話料金の延滞がなければ持つことができます。

当サイトでは上記で説明したクレジットカードの追加カードであるPitapaカードをオススメしていますが、もしも「クレジットカードは絶対に持ちたくないが、Pitapaは欲しい!」という学生の方には、このPitapaベーシックカードをオススメします。

3.保証金預託制Pitapaカード

Pitapaカードの3種類目は、保証金預託制Pitapaカードです。ただ、保証金預託制Pitapaカードは激しくおすすめできません。このPitapaカードは、上記2種類のPitapaカードのような審査がないというメリットがあるものの、前もって保証金を預ける必要がある、IC定期券は持てない、タクシーやお店での支払いはできないというデメリットがあります。

学生の方でIC定期券が利用できないのは、大きなダメージではないでしょうか。

保証金は、利用限度額の4倍の金額を前もって預けなければなりません。たとえば、Pitapaの1か月の利用限度額が1万円なら、4万円を預ける必要があります。この保証金はPitapaカードを解約したときに返してくれますが、Pitapaカードを持っている限りは返してもらうことはできません。Pitapaカードは後払いなので、審査がない代わりに前もって保証金を預ける必要があるのです。

そして、保証金預託制PiTaPaカードは、Pitapa定期券の機能を利用することができません。ですから、Pitapa定期券を持ちたいと考えているなら、Pitapaベーシックカードかクレジットカードの追加カードを持つ必要があります。そして、保証金預託制Pitapaカードを持っていて定期券が欲しい場合は、磁気定期券を持つしか選択肢はありません。

また、このカードは通常の電車代やバス代のような交通運賃でしか利用できません。そのため、コンビニやタクシー、百貨店での支払いには利用できないのです。

このように、保証金預託制Pitapaカードには、審査がないというメリットがある反面、高額な保証金を預けなければならなかったり、Pitapa定期券やタクシー、コンビニ、百貨店での支払いには利用できなかったりというデメリットがあります。そのため、このカードはおすすめできません。

このカードを持つとすれば、クレジットカードやPiataベーシックカードの審査に落ちてしまったものの、どうしてもPitapaを持ちたいという場面が考えられます。しかし、学生であればクレジットカードもPitapaベーシックカードも審査に落ちる可能性はほぼゼロです。ですから、保証金預託制Pitapaカードを持つしか方法がないということはまずないでしょう。

以上のように、Pitapaカードにはクレジットカードの追加カード、Pitapaベーシックカード、保証金預託制Pitapaカードの3種類があります。この中でもっともオススメなのはクレジットカードの追加カードであるPitapaカードで、おすすめできないのは保証金預託制Pitapaカードです。

Pitapaを持つためのオススメクレジットカード

上記で、Pitapaカードを持つにはクレジットカードの追加カードがオススメだと説明しました。クレジットカードの追加カードは、クレジットカード本体を持っていることにより利用することができます。ですから、クレジットカードに申し込む必要があります。

しかし、どのようなクレジットカードであってもPitapaカードが申し込めるわけではありません。Pitapaカードを持つためには、三井住友カードのクレジットカードに申し込む必要があります。その理由は、クレジットカードの追加カードとしてPitapaカードを発行している会社が三井住友カードだけだからです。

その三井住友カードが発行しているカードの中で、学生にオススメなのは三井住友VISAデビュープラスカードです。以下では三井住友VISAデビュープラスカードについてくわしく説明します。

三井住友VISAデビュープラスカード

入会
3か月間
入会
4か月以降
年会費

初年度無料

2年目以降は
1回以上の利用で無料
(1度も利用しなかった場合
1,250円+税)

カード利用で
もらえるポイント
利用金額の
2.5%
利用金額の
1%

Pitapaカードを持つためにもっともオススメのクレジットカードは、三井住友VISAデビュープラスカードです。このカードは、Pitapaカードを持つことができる三井住友カードが発行しているカードの中でも、25歳までの若い人だけが持つことができるカードだからです。18歳以上であれば、学生でも持つことができます。

このカードは年会費が実質無料です。実質とは、1年に1度でもカードを利用すれば、1,250円+税の年会費が無料になります。ですから、普段はPitapaカードを利用して、クレジットカードはほとんど利用しない学生の方であっても、1年に1回だけコンビニで100円のジュースを買うだけで年会費はかかりません。そのため、普段クレジットカードを使わない学生であっても、無駄に年会費を支払う必要がないのです。

また、クレジットカードは後払いなので、バイト代が入る前などに買わなければならないものがあるときに役立ちます。

このように、Pitapaカードを持ちたい学生には、三井住友VISAデビュープラスカードの追加カードとしてPitapaカードに申し込むことをオススメします。

学生のPitapa利用まとめ

このページでは、Pitapaの特徴や割引サービス、定期券との比較について、くわしく説明しました。

Pitapaは入会金や年会費無料で持つことができ、駅の自動改札機をタッチするだけで通過することができます。そして後払いなので前もってチャージする必要がなく、利用金額は翌月にまとめて指定した口座から引き落としで支払います。

関西の地下鉄や私鉄で通学する学生であれば、Pitapaの区間指定割引がもっともオススメです。3か月や6か月の定期券であれば割引があるものの、わずか数百円です。しかも、定期券は前払いで数カ月分の電車代を支払う必要があります。

一方でPitapaの区間指定割引であれば、1か月定期券の料金を上回ることはありません。しかも、夏休みや冬休み、春休みのように通学する機会が少ない場合には電車代か安くなります。定期券なら電車に乗った回数が少なくても値段が安くならないことを考えると、区間指定割引はもっともお得です。

学生がPitapaの区間指定割引を受けるためには、まずはPitapaカードを手に入れる必要があります。そしてPitapaカードと通学証明書、学生証を持って、駅の定期券販売所で手続きをします。区間指定割引の手続きはインターネット上でもできますが、それだと学生区分の料金が適用されません。一般の学生よりも高い料金を支払わなければならないので、必ず駅の駅の定期券売り場で手続きをしましょう。

Pitapaを利用するには、クレジットカードの追加カード、Pitapaベーシックカード、保証金預託制Pitapaカードのどれかを手に入れる必要があります。そしてこの3種類でもっともオススメなのは、クレジットカードの追加カードです。

Pitapaカードを持つことができるクレジットカードで学生にもっともオススメのクレジットカードは、三井住友VISAデビュープラスカードになります。このカードは年会費実質無料で持つことができるので、クレジットカードを普段あまり利用しない学生であっても、無駄な年会費を支払う必要がありません。

追加カードでPitapaを持つことができるオススメカード