学生がSuica機能付きクレジットカードを持つなら「ビュー・スイカ」カード

通学のために電車やバスなどの交通機関を利用したり、コンビニや駅構内の売店、自販機で買い物をしたりするときにSuica(スイカ)を使う学生は、首都圏を中心に多くいます。

そのようなSuicaを活用している学生にオススメなのが、Suica機能付きのクレジットカードです。

Suica機能付きクレジットカードには、通常のSuicaカードに現金でチャージするよりも多くのメリットがあります。ですから、Suicaを活用している学生の方であれば、ぜひSuica機能付きクレジットカードを持つことをオススメします。

このペーシでは、SuicaについてとSuica機能付きクレジットカードの3つのメリット、そしてオススメのSuica機能付きクレジットカードについて説明します。

Suicaの5つの特徴

Suica機能付きクレジットカードの説明の前に、Suicaとは一体何なのか? 説明します。Suicaとは、JR東日本が開発した電子マネーです。当初は「乗車カード」としてスタートしました。Suicaには以下の5つの特徴があります。

Suicaの特徴5つ
  1. オートチャージや定期券など多く機能を搭載
  2. 全国の鉄道、バスで利用できる
  3. コンビニやスーパーでも利用できる
  4. Suica利用でポイントが貯まる
  5. iPhoneやApple Watchに登録して利用できる
以下でこれら5つの特徴について、くわしく説明します。

1.オートチャージや定期券など多くの機能を搭載

Suicaの1つ目の特徴は、オートチャージや定期券など多くの機能を搭載していることです。Suicaは、多くの情報を書き込めるICカードの機能を利用しています。

そのため、自動改札機にタッチするだけで運賃精算ができるだけでなく、自動券売機でのきっぷの購入や自動精算機での精算、さらにオートチャージ、定期券やグリーン券機能、商品代金の支払いに利用できる電子マネー機能などの多くの機能を搭載できるのです。

2.全国の鉄道、バスで利用できる

Suicaの2つ目の特徴は、全国の鉄道、バスで利用できることです。現在ではPASMOやICOCAをはじめとする以下の交通系ICカード10種類の相互利用が可能となっています。

相互利用可能なICカード
「Kitaca」「PiTaPa」「TOICA」「manaca」「PASMO」「ICOCA」「SUGOCA」「nimoca」「はやかけん」

相互利用のおかげで、Suicaは全国の駅の約半分近くとなる4,200以上の駅と2万台以上のバスで利用できます。ですから、関西や東海、九州のような地域でも、問題なくSuicaを利用できます。

ただし、Suicaエリア以外で電車に乗ると、オートチャージできません。そのため、Suicaの残高には気をつける必要があります。このように、Suicaは関東をはじめとするSuicaエリアだけでなく、全国で利用することができます。

3.コンビニやスーパーでも利用できる

Suicaの3つ目の特徴は、コンビニやスーパーでも利用できることです。Suicaは鉄道やバスだけでなく、Suicaマークのあるお店でかざすだけで買い物ができます。

具体的にはコンビニやスーパー、ショッピングセンター、ドラッグストア、飲食店、タクシー、さらにはANA国内線の機内販売などで利用でき、普段のちよっとした買い物でも活用できます。

4.Suica利用でポイントが貯まる

Suicaの4つ目の特徴は、利用によりポイントが貯まることです。「Suicaポイントクラブ」に登録すれば、「Suicaポイント」のマークのあるお店で買い物すると利用金額の0.5~2.5%(お店により異なります)のSuicaポイントが貯まります。貯めたSuicaポイントはSuicaにチャージして使えるので、節約になります。

このように、Suicaは電車やバス、コンビニなどで便利に使えるだけでなく、ポイントまで貯まるのです。

5.iPhoneやApple Watchに登録して利用できる

Suicaの5つ目の特徴は、iPhoneやApple Watchで登録して利用できることです。iPhone(7以降)やApple Watch(Series 2以降)があれば、Suicaカードがなくてもスマホや時計を改札やレジでかざすだけでSuicaを利用できます。

なお、PASMOやICOCAをはじめとするSuica以外の電子マネーはiPhoneやApple Watchでは使えません。そのため、スマホや時計で支払いができることは、Suicaの大きな特徴です。

 

以上のように、Suicaはオートチャージや定期券など多く機能を搭載、全国の鉄道、バスで利用できる、コンビニやスーパーでも利用できる、利用でポイントが貯まる、iPhoneやApple Watchに登録して利用できるという5つの特徴がある電子マネーです。

Suica機能付きカードを持つ3つのメリット

このページを読んでくれている学生の方であれば、すでにSuicaを持ち、活用されていることでしょう。Suicaには無記名のものや記名式のMy Suica、Suica定期券など、クレジット機能のないものがいくつもあります。

すでにSuicaを使っている上で、わざわざSuica機能付きのクレジットカードを持つ意味はどこにあるのでしょうか? Suica機能付きのクレジットカードには、次の3つのメリットがあります。

Suica機能付きクレジットカードのメリット3つ
  1. チャージでポイントが貯まる
  2. 自動改札機で止められることがなくなる
  3. モバイルSuicaの年会費が無料になる
以下では、Suica機能付きクレジットカードのこれら3つのメリットについて説明します。

メリット1:チャージでポイントが貯まる

Suica機能付きクレジットカードを持つ1つ目のメリットは、チャージでポイントが貯まることです。

Suica機能付きクレジットカードは、クレジットカードからSuicaにチャージすることができます。このチャージはカード決済なので、クレジットカードのポイントが貯まるのです。貯まったポイントはSuicaとして使えるので、結果としてSuica機能付きクレジットカードを使えば割引が受けられるのと同じ意味を持ちます。

一方で現金でSuicaカードにチャージしても、ポイントが貯まったり割引があったり、得になるようなことは一切ありません。ですから、Suicaチャージでポイントが貯まるSuica機能付きクレジットカードはお得だと言えます。

Apple PayならSuica機能がないカードでもポイントが貯まる
上記でSuicaはiPhoneやApple Watchに登録して利用できると書きました。iPhoneやApple Watchでsuicaを利用する場合、Suica機能がないクレジットカードであってもSuicaにチャージし、ポイントを貯めることができます。

たとえば、学生専用ライフカードやOrico Card THE POINT(オリコ・カード・ザ・ポイント)のようなカードを使ったSuicaチャージでもポイントが貯まります。

しかし、Suicaチャージに限っては、これらのカードよりもSuica機能付きクレジットカードの方が、多くのポイントを貯めることができます。ですから、Suicaを使う機会が多いならSuica機能付きクレジットカードを持つことをオススメします。

ただ、通学は電車ではないのでSuicaを毎日使わないものの、たまに利用するという学生の方なら、iPhoneでほかのカードでチャージする方法もあります。なお、iPhoneやApple Watch以外の、駅の自動改札機などでSuicaチャージするときは、Suica機能のないクレジットカードではチャージできません。

メリット2:自動改札機で止められることがなくなる

Suica機能付きクレジットカードを持つ2つ目のメリットは、駅の自動改札機で止められることがなくなることです。Suica機能付きクレジットカードなら、Suicaの残高が少なくなったときに自動改札機で自動的にクレジットカードからSuicaにチャージしてくれます。(このチャージの機能のことを「オートチャージ」といいます)

そのため、Suicaの残高不足のために改札で止められてしまうことがなくなります。自動改札機で止められると、後ろの人にうっとおしそうな顔をされ、恥ずかしい思いをしながら精算機でSuicaチャージをしなければなりません。また、時間のないときに自動改札機を通れないのは困ります。

Suica機能付きクレジットカードを持てば、Suicaの残高不足で自動改札機で止められることはなくなります。

オートチャージはSuica、Pasmoエリアのみ
Suicaのオートチャージは、Suicaエリア(首都圏・新潟・仙台)とPASMOエリア(首都圏の私鉄・地下鉄)で利用できます。ほかのエリアではSuicaは利用できますが、残高がどれだけ少なくなってもオートチャージされないので注意しましょう。

メリット3:モバイルSuicaの年会費が無料になる

Suica機能付きクレジットカードを持つ3つ目のメリットは、モバイルSuicaの年会費が無料になることです。

モバイルSuicaとは、おサイフケータイに機能があるスマホで電車の乗り降りや買い物、残高確認やチャージ、定期券やグリーン券の購入ができるサービスのことです。このモバイルSuicaは、通常だと年会費1,030円(税込)が必要です。しかし、Suica機能付きのクレジットカードで登録すると年会費が無料になります。

また、モバイルSuicaのオートチャージ機能は、一般のクレジットカードを登録した場合は使えません。Suica機能付きクレジットカードを登録したときだけ、モバイルSuicaのオートチャージ機能が利用できるのです。

このように、Suica機能付きクレジットカードでモバイルSuicaを利用すると、1,030円(税込)の年会費が無料になります。

以上のとおり、Suica機能付きクレジットカードを持つことにより、Suicaチャージでポイントが貯ま。、自動改札機で止められることがなくなる、モバイルSuicaの年会費が無料になるという3つのメリットがあります。

特にチャージでポイントが貯まるのは節約になって嬉しいですし、自動改札機でSuicaの残高不足が理由で止められることがなくなるのは便利ですね。

Suica機能付きのオススメカード

ここまで、Suicaについてと、Suica機能付きクレジットカードを持つ3つのメリットを説明しました。では、Suica機能付きクレジットカードにはどのようなものがあるのでしょうか?

Suica機能付きクレジットカードはいくつか種類があります。その中でもっともオススメなのは、「ビュー・スイカ」カードです。

「ビュー・スイカ」カード

「ビュー・スイカ」カード

「ビュー・スイカ」カードは、Suica機能付きクレジットカードでもっともオススメです。このカードは、SuicaにチャージしたときやSuica定期券を買った金額の1.5%がポイントとして貯まります。

たとえば、1か月で1万円このカードを使ってSuicaチャージするとします。そのとき、150円分のポイントが貯まるのです。貯めたポイントはSuicaにチャージして使うことができるため、電車代の節約になります。

また、Suica定期券もこのカード1枚にまとめることができます。具体的には、このカードの裏面に定期の情報を書き込むことにより、このカード1枚でクレジットカード、Suica、Suica定期券と3つの役割を果たしてくれます。

「ビュー・スイカ」カードの裏に定期券の情報が書き込まれます

ですから、Suica機能付きクレジットカードを選ぶなら、「ビュー・スイカ」カードがもっともオススメです。

まとめ

このペーシでは、SuicaについてとSuica機能付きクレジットカードの3つのメリット、そしてオススメのSuica機能付きクレジットカードについて説明しました。

普段からSuicaを活用している学生の方なら、Suica機能クレジットカードを持つことをぜひオススメします。Suica機能付きクレジットカードなら、Suicaチャージでポイントが貯まり、オートチャージにより自動改札機で止められることはなくなります。また、モバイルSuicaを年会費無料で利用することができます。

そしてSuica機能付きクレジットカードでオススメなのは、「ビュー・スイカ」カードです。このカードはSuicaチャージでもっとも多くのポイントが貯まり、さらに定期券の情報を書き込むことができます。ですから、クレジットカードと別にSuica定期券を財布に入れる必要がありません。

Suicaをよく使う学生の方には、「ビュー・スイカ」カードでSuicaチャージの代金を節約することをオススメします。

Suicaを活用しているなら、Suica機能付きクレジットカードで便利に、そして電車代を節約しましょう!